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ぬいぐるみに名前つけない

⬆️作りかけのお人形、先週の様子

紙粘土は白くて冷たくて固くて、でも簡単に折れて、骨(想像上の)みたいだーと思う。
命を創るというよりも、化石みたいなものを復元してるに近い感覚、木や大理石から彫刻を掘り出すみたいな、不思議〜

材料はほとんど100均だけど、身長が110センチあるし、体重は10キロ弱(!)あるしで、金のかかる女だななんて笑ってみる、お人形も笑ってる。そういう顔に作ったんだけど、笑い返してくれるって思えばそうなる。お腹が空いたり、欲しいものがあったり、満たされてなくて泣いたり、優しくされたいと思うことって、思うのはよくても他人に見せるべきじゃないの分かったから、命のないものの前でだけ甘えてみる。軽口叩いて暴力振るって、気が向いたときに撫でてみる、愛しく思ったときはキスしてみる。そういう甘え方でも、生きてないから許される、許してくれてるって思えばそうなる。迷惑かけずに一人で完結できるから、創作って好き。

ぬいぐるみが好き。
私のものって言えるから、勝手にどこか行けないから、分かってて、どこにも行かないでって安心して言えるから
最近新しくぬいぐるみを迎えた。呼吸してるみたいに動くお利口な偽物
梱包を解いたら名前書く紙が一緒に入ってた。私しか撫でないんだから名前なんていらないよー

このお人形が作り終わったら、布で他の子のお人形を作りたいと思ってる。好きな動物とか魚を大きく作ってみたいし、抱っこして寝れるぬいぐるみも作りたいし、やりたいことだらけ!
布のお人形は内臓まで作りたいなとか考えて、やっぱり茶髪の子だけは特別というか、本当の意味でお人形でいてほしいんだなって思った。ずっと笑った顔で固定されてて、中身は空洞で、私の好きに関節を動かせて、好きなお洋服着せることができるお人形

⬆️そういうことを考えながら描いた絵

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