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【日常】男の人っておしっこ見たがる人多くないですか?→何故か見せることに

アカウント作成から映画の感想や美術展のレビューなどお行儀のいい記事が続きましたが、イメージが固定化しそうなので今回はパターンから逸脱してみます。

このまま「この人はこのジャンルで記事を書くからこういう人!」と見られるようになると、誰かのその期待に応えようとする意識が働いてしまう。そうすると、あくまで自分本位で発信して楽しむポリシーに反するかなぁと考えてしまいました。

というわけで、今回は思いっきり個人的な日常の記事を。

私はバタイユを名乗っていますが、これは『エロティシズム』の著作に代表されるフランスの思想家ジョルジュ・バタイユが由来です。女がコソコソ猥談する時代は私が終わらせる。それくらいの勢いで書きます。苦手な人は注意かも。


これで何人目?

付き合って3ヶ月になる彼氏がいます。同じキャンパスの後輩です。初々しい10代カップルでもないので、隠すまでもなくすっかり男女の関係になっています。

1ヶ月くらい前でしょうか。炎天下で汗だくになって帰宅後そのままシャワーを浴びていると、彼からこんなお願いが。

「おしっこ見せてほしいんだけど」

普通にお断りしました。たまに聞いてきます。そういう習性と見なしているので、そこまで嫌悪感はありません。ただ、率直になんで私がシャワールームでそんな真似をしないといけないのかと疑問でした。

実はこの質問、既視感がすごいです。元カレも元々カレもおしっこが好きな人でした。ワンナイトの相手の中にも心当たりがあるので、サンプルが集まってしまいます。恥ずかしながら、これがビッグデータってやつです。

聞き取り調査

これまでの経験から、当然こんな仮説が成り立ちます。もしかして、男の人って、おしっこ好きな人が多いのでは、と。別に女にもいるのはわかっているんですけど、割合は圧倒的に男の方が多い気がします。

てなわけで、彼氏にインタビュー。まずは「おしっこが好きなのか」と質問。

彼の回答は「おしっこが好きだ」。目を見て答えてくれました。堂々と答える姿は男らしい。残念なのは、これがおしっこの話であることです。

次に私は「なんで好きなのか」と質問。しかし、これについては、明確な回答が得られませんでした。「例えば甘いケーキが好きだとして、その理由が答えられるのか」と言われれば、確かにそうです。私の質問が悪かったかもしれません。

ちなみに、これって問い詰められる方が恥ずかしかったりします? 羞恥プレイで申し訳ないですが、好奇心を満たしたいのと、カップルの相互理解を深めたいのとで粛々とインタビューは続行します。

攻守逆転

今度は曖昧な回答にならないように、クローズド・クエスチョン(回答が主にYES/NOに限られる質問)に切り替えます。「私がおしっこしているのを見ると興奮するのか」

彼は「すると思う」と即答。そして「というか、何回も見せられて興奮した」と続けます。どういうことでしょうか。私は放尿を見せた覚えはありませんが。

ここで、スマホをいじり出す彼。何やら岡山大学のホームページで研究成果が示されています。表現は濁しますが、昨年、女性が愛の絶頂に至る際の「噴水」現象(Female squirting)が放尿であると、実証的に解明されたというのです。しばしば尿なのか、スキーン腺からの分泌物なのかで論争が起きるあのセクシーな水芸のことですね。

従来、私はおしっこと「水芸」は別物だと考えていましたが、この研究結果を踏まえると、客観的には何度も彼に失禁を披露していたことになります。

彼を質問責めの羞恥プレイで攻めていたつもりが、ここで攻守逆転です。

EBPM(根拠に基づいた政策立案)

その研究発表によると、膀胱に着色した食塩水を注入された女性の被験者と男性が交わることで、着色した液体が漏れてきたといいます。動画も公開されているので視聴しましたが、確かに色付きの噴水がお見事でした。

成分を分析したところ、スキーン腺の分泌物が含まれるものの、やはり主成分は尿だと結論づけられています。

なるほど。少し説得されてしまいました。私はベッドで最もセクシーな瞬間に水芸を披露してきましたが、それは放尿と実質的には同じだということです。念の為に言うと毎回ではありませんが、それによって放尿自体に興味がわいて、彼が今回の「提言」に出るのも理解ができます。彼はまだ学部所属ですが、院生の私よりもEBPM(Evidence-Based Policy Making、根拠に基づいた政策立案)がお上手です。

おしっこなんて見てどうなるんだ、と思っていましたが、実証実験の結果を信用するならば、すでに彼は私から見せられていたわけです。そして私は院生にして研究者の端くれ。エビデンスレベルの高い研究は概ね正とするしかありません。

ここでインタビューは終了。もともと嫌悪感はなかったんですが、こうも根拠を示されると検討せざるを得なくなりました。ちょっとオープンにしづらい内容になるので、初の有料記事です。

抵抗がすごくて一滴も出ない

というわけで、トイレのドアは開けたまま彼氏の前でチャレンジです。基本的に物は試しですから、こういうのは決めたら迷わず即実行します。

しかし、「彼氏に喜んでもらうぞ!」と意気込んで便座に座ったものの、さっそく困難に直面。

私は自分では頑固者だと思っていますが、私の身体はそれ以上に頑固でした。いつも通りの姿勢でいつも通りに出そうとしても、無理です。人の目があると抵抗がすごい。

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