予測的姿勢制御は○○筋と○○が変化することを知ると臨床が変わる
姿勢制御って変化するんですよね。
実はある部分が変化していくんです。
でも臨床でそこまで考えられていない人って結構多いです。
筋力や可動域などの変化には対応できるけど、姿勢制御がどう変化していくのかは知らない人が多い。
今回はその中でも予測的姿勢制御の変化について考えていきます。
予測的姿勢制御って加齢とともに変化したり、転倒歴によっても変化したりするんですよね。
いったいどういった変化をしていくのか?
これを理解すると臨床が変わると思います。
文献を交えて解説して、さらに治療介入のアイデアも提案します。
姿勢制御
加齢とともに、姿勢制御システムの構造と機能に適応が起こることが明らかになってきています。
つまり加齢とともに姿勢制御は変化する。
そしてその変化はどんな変化なのかを知ることは転倒を防ぐうえで重要です。
神経系の変化
転倒リスクを軽減するための効果的な運動介入を考える為に、姿勢制御における神経系がどう変化していくのか?
神経系の適応が健康な高齢者の姿勢制御の変化にどのように関わるのか?
この辺りは詳しく知っておきたいですよね。
予測的姿勢制御の重要性
予測的姿勢制御(APA)は、予測可能な外乱の前に起こる、フィードフォワード的な筋肉の活性化または抑制のシナジーです。
APAに障害があると、自発的な運動中に姿勢が不安定になる可能性があります。
加齢によるAPAの変化
文献によると、高齢者では、若年成人と比較して、股関節伸筋のAPAが遅延することが示されています。
また、高齢者は、立位やリーチ動作中に下肢の筋肉の共収縮が増加するなど、姿勢制御の空間的な構成も変化させています。
空間的な構成?
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