認定理学療法士(脳卒中)のダイリハがメンバーシップ限定記事を週に1本以上投稿。 脳卒中のリハに詳しくなりたい、臨床が出来るセラピストになりたい、文献ベースの知識が知りたい方向け。 若手から中堅の理学療法士・作業療法士の方が対象です。 さらに会員限定の掲示板への参加も可能です。 可能な限りご質問にもお答えします。
認定理学療法士(脳卒中)のダイリハが週に1本以上 脳卒中リハに関わる記事を投稿します。 新人~中堅理学療法士・作業療法士向け 姿勢制御・脳画像・片麻痺患者に対する介入など 基礎的な内容から、臨床的な内容まで解説します。 半年以上継続でプレミアムプラン応募資格を取得
理学療法士としては、片麻痺の歩行を何とかしたいって気持ちが強い人は多いと思います。 色々な歩行訓練があるけど、意外と盲点 意外とみんな注目してない部分。 臨床だと特に、なかなか難しかったりする歩行訓練の1つ。 でも特別な機器はそんなに必要ないし、もちろん全員に出来るものではないけど、この視点も持っておく必要があるなと思う部分。 それを今回は紹介したいと思います。 高強度歩行訓練今回読んだ文献はこちら Implementation of High-intensity
予測的姿勢制御を改善するのって難しいですよね。 そもそもフィードフォワード機構なので、ここに介入するってなかなかイメージが湧きにくい。 ただ、予測的姿勢制御が改善すれば、これはリハビリテーションとしてとても意味のある事になりますよね。 転倒を防げる可能性も高いし、動作のパフォーマンスも改善しそうです。 今回は予測的姿勢制御がどんなトレーニングを行えば改善するのかを見ていきます! 予測的姿勢制御とは?まず復習もかねて、予測的姿勢制御とは何かを簡単に説明します。 予測的
脳卒中のリハビリにおいて、姿勢制御を改善したいと思うことは多くありますよね。 姿勢制御が良くなれば、転倒を予防出来たり、ADLを改善できる。 特に中枢神経疾患の方に対するリハビリテーションでは、そういった視点を持って介入できるか否かが重要な要素になります。 ここで今回紹介する、僕も臨床でよく取り入れている「運動再学習プログラム」について説明します。 姿勢制御って?姿勢制御は視覚、体性感覚、前庭感覚が統合して行われると言われています。 これらが中枢神経系によって統合さ
予後予測ってとても難しいですよね。 でも先輩やDrから聞かれることありませんか? 「この人の予後どうなの?」って 確かに予後を予測することはとても大切だし、予後をある程度、予測することが出来れば、計画も立てやすい。 ただ、予後を完璧に言い当てられる人なんていません。 あくまでも予測です。 でもその予測の精度を少しでも上げたいって思いますよね。 予後予測に必要な要素は何か? それは知識と経験ですよね。 そのうちの知識面に少しでもプラスになるような部分を今日は紹介した
普段どんな立ち上がり練習をしていますか? 実は立ち上がりは、繰り返し立つ練習をしていても、なかなか良くはなりません。 特に片麻痺の方は、特徴的な動きをします。 それを知らずに、いくら繰り返していても、良くなるどころか、悪くなってしまう可能性もあります。 今回は健常者と片麻痺患者の立ち上がり動作を比較した文献を読んでいます。 それぞれバイオメカニクス的な違いがあります。 片麻痺の方は健常者に比べて、どんな違いがあるか?これを知っているだけでも治療介入の幅は広がります。
片麻痺の体幹が問題になる事は多くあります。 僕も臨床で体幹のトレーニングを行うことは多くあります。 でも体幹のトレーニングって意味が広すぎて、実際どんなトレーニングが良いのか?どんな効果があるのか?って色々とありますよね。 今回は実際に臨床でどんな方法が良いのか、文献を読んだ感想も含めて考えてみました。 体幹のトレーニングは…片麻痺の方の体幹を鍛えることで、どんな効果が得られるか? これは、色々と言われています。 例えば体幹のコントロール能力がアップすれば、バランス能
今回は股関節伸展について、解説します。 歩行にとって股関節伸展が重要であるってことは、理解していると思います。 股関節伸展って、臨床的に重要なことが多いし、改善したいと思うことが多いですよね。 でも、なんで股関節伸展が大事なのか?説明してくださいと言われたら、ちょっと言葉に詰まりそうですよね。 この辺りを言語化できると、臨床力が上がると僕は思います。 問題点を言語化してアウトプット出来る人って、やっぱりその患者様の事について理解できているなと思うし、必要な過程だと僕
今回は短めのトピックス的記事です。 片麻痺の方の膝伸展筋力は歩行・立ち上がりなどなど どれをとっても大事ですよね。 これが何と関連があるのかについて、わりと当たり前のことですが、知っておくと臨床で役に立つと思います。 膝伸展筋力と○○○
片麻痺の方の歩行の特徴といえばなんでしょうか? 運動麻痺の影響で、麻痺側が出にくい 麻痺側で支えにくい クリアランスが悪い 歩行速度が遅くなる などなど 色々と思い当たりますよね。 ただどれも運動器的な問題点かなと思います。 実は、片麻痺の歩行は脳の活動にも違いが生じています。 今回はこれについて解説していきます。 健常者と比較した場合の脳の違い
認定理学療法士(脳卒中)のダイリハです。 今回は脳卒中片麻痺患者に対する体重移動EXについて解説していきたいと思います。 体重移動EXは行う人がとても多いのではないでしょうか? 要するに体重を左右や前後へ移動するトレーニングのことで、ウェイトシフトEXと言ったりもしますよね。 これなんとなくやってる人結構多くないですか? こないだ後輩と話していたら、あの人ウェイトシフトの練習したら良くなったんすよね!と言っていました。 そうなんだ!なんで?と聞いたら… んー…それ
脳画像って難しい… 脳画像見れたから何なの? そんな風に思ったことありませんか? 正直、昔は僕もそんな風に思っていました。 脳画像って難しいし、勉強してもなかなか見れるようにはならない。 でもそれじゃあダメだと思い、勉強しました。 分厚い脳画像の本を買って、読み漁りましたが、早々に挫折しました。 脳画像の事がたくさん書いてあるのですが、それを関連付けて考えることや、リハビリに関連のあることを勉強するのが難しかったからです。 僕は勉強ができる方ではないので、とても遠回
今回は予測的姿勢制御について書いていこうと思います。 皆さん予測的姿勢制御についてはご存じの方も多いと思います。 言葉は知っているけど、具体的に何のことか説明してと言われたら困るなぁ…って人もいると思います。若手の頃は僕もそうでした。 でも予測的姿勢制御についての知識ってとても重要で、僕自身もこの知識を学んでから臨床力が上がっていったような記憶があります。 バランスってとても広い意味で使われていて、姿勢の安定の事や、姿勢定位のこと、今回の予測的姿勢制御も含まれることもあ
よく片麻痺の方の体幹が弱い!っていうけどそれってどういうことなのか?しっかりと考えられている人って意外と少ないと思います。 体幹が弱い=体幹の筋力低下としている人もとても多いです。 確かに体幹の筋力が弱い可能性もあります。 でもそれだけでしょうか? 脳卒中片麻痺において、体幹が弱いと判断した場合、体幹の筋力低下だけが問題なのでしょうか? だとすると、体幹に対する筋トレしか提供できないということになります。 本当にそれで問題だと感じた体幹は良くなっているでしょうか?
はじめに姿勢制御ってムズイ? 姿勢制御って聞くと、なんか難しそうってイメージがありませんか? 網様体脊髄路?体幹がどうのこうの? そんな話をするだけでも、うわぁ・・となってしまう人も多いです。 でも最初にイメージさえ掴めれば、実は簡単に理解できるんです。 僕がそうでした。 いきなり網様体脊髄路の経路を調べるところから入ってしまうと挫折するけど、そもそも姿勢制御ってなに?ってことがざっくりわかると、その後の理解も進みます。 要するに、勉強する順番ってめっちゃ大事なんです
脳画像って難しい… 見れるようになりたいけど、どこから勉強すればいいかわからない… 後輩に脳画像について聞かれたけど、答えられなかった… そんなふうに思ったことありませんか? 脳画像はポイントを押さえれば、意外と見えるようになってきます。 確かに難しいですが、出来るだけ早く知識を入れておいた方が良いです。 出来るだけ早く知識を入れる!これ実はめちゃくちゃ大事です。 脳画像を見れるようになるには、知識と量が必要です。 つまり知識だけあっても、たくさんの脳画像を見たこと
内包後脚っていうと どうしても錐体路ってイメージがありますよね 学校で習ったのは、錐体路は内包後脚を通る!これが凄く脳にこびりついているイメージがあります。 僕自身も新人の頃は、麻痺がある!内包後脚を見ないと!って考えが強くありました。 でも当たり前だけど、それだけじゃないですよね。 今回はそんな内包後脚について色々と書いていきたいと思います。 そもそも錐体路って そもそも錐体路っていうと… 4野(一次運動野)→放線冠→内包後脚→中脳大脳脚→延髄錐体で交叉→効果器