1/11 本日の学び 間野由利子 「相手の心を動かす文章術」
新型コロナウイルスが蔓延してきた世の中で、当たり前になるつつあるリモートワーク。時間、場所取られず仕事ができ、非常に効率が良いと推進され、多くの企業で取り入れられていることと思います。
働き方と同時に、コミュニケーションの取り方もSNSやチャット・メールが主流になってきていると思います。
そんなテキストメッセージの世の中で、課題に感じていること、不便だなと感じていることありませんでしょうか?
今回は、テキストメッセージ下でも、より伝え相手を動かすにはどうすればいいのかを学びました。
1、自分の考えを的確に伝える方法
①簡潔に内容だけを書きすぎると冷たく感じる
テキスト上でのやり取りになるため、感情が非常に伝わりづらいです。
”何が”を一言添えてあげるだけでグッと伝わり度合いがアップします。
また、5W1Hを意識してオウム返しのように一言添えるだけで、ミスも減りますのでわからない方はまずは、オウム返しから始めるのでもよいと思います。
A「例の件、明日中に1時間相談できないかな」
B「課題解決プロジェクトの件ですね。明日であれば13時~時間が取れます。場所は会議室を取っておきますので、よろしくお願いいたします。」
②要件が上手く伝わらない
このあいだの件、あの件、それ。
実際にオフィスにいるときでも伝わりづらいのに、テキストに起こすとなんのこっちゃわかりませんよね。
より、具体的な内容に落とし込んで、略語を使わないようにしっかりと伝えましょう。
「事実」だけだと冷たい印象になります。
「ポジティブな感情」を添えるだけで温かい文章になります。
「昨日はお時間ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
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「昨日はお時間ありがとうございました。〇〇さんの非常にわかりやすい説明、参考にさせて頂きたい内容ばかりでした。また、お時間あるときに美味しいお酒のお話聞かせてください。今後ともよろしくお願いいたします。」
2、相手が思わず、動きたくなるような依頼の仕方
①相手へのメリット提示
→その物事をやること(参加すること)によってどんなメリットがあるのか
例:今度イベントに来ませんか?ずっと好きだったといっていた作家さんもいらっしゃるそうなので、ぜひご紹介したいと思っております。
②相手への興味関心のあることをいれる
→その人が興味あることに触れる
③あなただからお願いしたい
→持ち上げつつ、なぜその人がいいのかを明確に提示する
例:忙し事はわかっているんだけども、社内でプログラミング知識に一番詳しいと聞いたからぜひ!君にお願いしたくて、、
3、相手との関係が深まる一言の添え方
全ての言葉、文章に意味と具体性をいれる
①相手のよかったところを具体的に褒める
→直前の出来事で良いところを褒める
例:先ほどの〇〇についてのお話、とっても楽しかったです。今度は〇〇な部分についてもお聞きしてみたいです。
②相手の役に立ちそうな情報を知らせる
→私的内容を取り入れる(相手の観察が必要)
例:新宿で美味しいパンケーキがあるとお聞きしました。非常にふわふわしていて新宿1美味しいと評判のパンケーキです。先日、カフェ巡りが趣味だとお聞きしたので参考までにお伝えいたしました。
③相手の話に興味関心があることを伝える
→相手の好きなことを深堀する
例:昨日お話していた、筋トレの件。あちらに関しても今度お時間ある時に詳しくお聞かせください。どうしてもうまくいかなくて。
※実際に褒める言葉を伝えなくても、気づき、事実を伝えるだけでも効果あり
例:髪の毛切りましたね・スーツ変えましたね・そのバッグはあのブランドのですか?等
4、相手別・タイプ別褒めるポイント
・リーダータイプ 情熱を褒める
「先日のあのプレゼンすごかったですね!」
・知性派 数字と実績を褒める
「〇〇さんのおかげで3倍売り上げあがったらしいですね!」
・まわりに気を使っているタイプ その人がしてくれたことを褒める
「先ほど、資料準備ありがとうござました。」
・お調子者 影の努力を誉める
「いつもみんなに気を使ってくれてありがとう。」
間野由利子さん
明治大学サービス創新研究所客員研究員
ライター・エデュター