結局唐揚げが世界で一番うまい
ロンドンの現地校に通う子どもたちの小学校で、PTA主催のポットラックパーティーが企画され、日本食を作って持っていくことになりました。いろいろと悩んだ末に、唐揚げもどきを作って持っていきました。
インターナショナル・イブニング
子どもたちの小学校のPTA主催で、インターナショナル・イブニングという催しがありました。これは、様々な国籍の生徒がいる学校ならではのイベントで、各家庭が自国の料理を持ち寄るポットラックパーティーのような形式の集まりです。PTAや学校のファンドレイジングという意味合いもあるようです。
日本といえばSUSHIだろうと思い、最初はスモークサーモンを使った、てまり寿司を作ろうと試作してみたのですが、思ったようにできませんでした。5キロ9ポンドのベトナム産激安米のせいか、T-falのマルチクッカー(炊飯器モード)のせいか分かりませんが、すし飯を作っても一ミリも美味しくなく、あきらめざるを得ませんでした。スモークサーモンも、何かむにゅむにゅしていて食感がいまいちでした。流石の外国人にも美味しくないことが気付かれそうなレベルでした。
代替案として餃子を作ってみたら、これはとてもおいしくできたのですが、ただ、よく考えてみると、豚肉を食べられない人もいるかもしれません。また、スーパーにはニラが売っておらず入れられなかったので、なんか間抜けな味だったのも、餃子もやめにした理由でした。
唐揚げなら外れない
最終的に、夕食に出して子どもたちの評判が良かった「山ちゃん風手羽先」のレシピを参考に、唐揚げを作ることにしました。鶏肉はどの宗教でも基本的にOKだし、揚げれば何でもうまい。
https://cookpad.com/jp/recipes/17800133
欧米の人々は一般的に、もも肉よりも胸肉を好むそうなので、胸肉を2キロ購入して、がんがん揚げました。お酒は嫌がる人もいるかと思ったので、醤油とみりん、砂糖で味付けをしました。本来のレシピでは黒コショウをかけることになっているのですが、小学生も食べるので今回はやめました。
しかし、いったいなぜ胸肉の方が好まれるのでしょうかね。もも肉の方がジューシーでおいしい気がするのですが。スーパーでもパサパサの胸肉の方が値段は高いです。もも肉と胸肉で同じ鶏肉でも健康影響が違うというエビデンスでもあるのでしょうか。
様々な国の料理が並びました
話を戻しましょう。会場では、様々な国の料理が並びました。我が家の唐揚げは上々の売れ行きで、あっという間に食べつくされました。他には、コロンビアのピロシキのようなエンパナーダ、バングラデシュのかき揚げ風の料理、インドの屋台料理であるパニプリが提供されていました。イスラエル料理のピタサンドやデザートを作ってきた家庭もありました。
ロンドン北部にはイスラエル人コミュニティがあり、私たちの地域にもイスラエル人が多く住んでいます。イスラエル料理のブースには、自然とイスラエル人の方々が集まっていました。パーティーのコンセプト的にどうなんだろうと思いましたが、まあいいか苦笑
そういえば、下の子どもがお家に御呼ばれしたのも、イスラエル人のご家庭でした。その時の話は次回にでも。