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Vol.17 「INOUTの軸となる個人理念のつくり方」/加来幸樹さん

INOUT運営メンバーのありぱんこと高尾です。このnoteは、インプット力✕アウトプット力を磨くオンラインサロン「IN / OUT LAB」で月に1回開催されている「プレミアム勉強会」のイベントレポートです!

IN / OUT LABプレミアム勉強会とは

IN / OUT LABプレミアム勉強会とは、インプット力とアウトプット力を鍛えるオンラインサロン「IN / OUT LAB」の目玉コンテンツの一つ。毎回、インプット/アウトプットのプロフェッショナルをゲスト講師としてお招きして、インプット/アウトプットのコツやノウハウ、エッセンスを学びます。通常のウェビナーやイベントや異なり、講義オンリーではなく、講義&ワークのハイブリッド形式にしているため、学んでおしまい(インプットどまり)ではなく、今日・明日から活かせるスキルとして身につける(アウトプット)ところまでがプレミアム勉強会のゴールです。

勉強会の学びだけでなく、コミュニティの雰囲気を少しでもお伝えできるとうれしいです!

今月のゲストは株式会社サインコサイン代表の加来幸樹さん!

今月のゲストは「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す。」を信念に企業や個人の理念づくりを行う、株式会社サインコサイン代表の加来幸樹さん!

株式会社サインコサイン代表取締役CEO/CO-CREATOR。福岡県出身・九州大学芸術工学部卒業。2006年に株式会社セプテーニへ新卒入社し、クリエイティブディレクターとして活躍した後、2018年4月に株式会社サインコサインを設立し、代表を務める。「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す」 を信念に掲げ、会社の枠を超えた多種多様なコミュニティメンバーと共に、ネーミング、ステートメントやロゴデザインなどの共創と浸透を通じて、ブランドや個人の覚悟をデザインしている。
Twitter https://twitter.com/kakukoki
note https://note.com/kakukoki/
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◆SIGNCOSIGNとは?

◆個人理念とは?

起業や複業(副業)が当たり前の選択肢になる中で、一生ひとつの会社やチームに100%コミットするという働き方・生き方は現実的ではなくなってきています。

あらゆる選択肢を自由に選べるからこそ、「何を選ぶのか?(何を捨てるのか?)」「どれくらいのリソースを配分するのか?」という人生を左右する問いに覚悟を持って、答えを出すために「個人の理念」が果たす役割が非常に大きくなるのです。

「自分は何者でどうしていきたいか」という指針となる理念があれば、人生の意思決定も楽になります。さらに「個としての自分」が明確になれば、すべきことが分かり、活動するモチベーションも上がります

本ワークショップでは、不確実な時代にあって、自分のあらゆる選択や行動の羅針盤となる自分の「個人理念」をつくり、自分の会社の理念とのつながりを発見したり、自分を改めて見つめ直す機会にしていきます!

◆なぜ個人理念が必要なのか?

自分の覚悟を言語化し、宣言することで、価値を高めることにフォーカスできるからです。理念があるからこそ、自分の道を歩き、自分だけの目的地に近づくことができます。また、理念を他者と共有すること、つながりや重なりを認めたり、その共通点を見つけることは、強固なパートナーシップを構築する上で必要であるといえるでしょう。

◆個人理念を策定するプロセスは?

今回は、以下の4ステップを辿りながら、自分の個人理念を策定していきました。

<STEP1:自分ってどんな人?>
①自分がどんな人かを問われたらどう答えるかを、(あらゆる視点・書き方で)箇条書きで書き出してみる(10個、あるいはそれ以上)
そのなかから「特に重要な3つ」「あまり重要でない3つ」を選定する

<STEP2:私の長所・短所って何?>
①あなたが「いちばん記憶している、自分をよく理解している上司」になりきった気分になって、どんな長所・短所があるかを書いていく

<STEP3:別のアプローチであなたの大切なものを理解しよう>
①Pinterestを使い、「自分の人生で大切にしたいもの」を表す画像を10個以上、1つのリストに保存していく
②それを見直したときに「自分が人生で大切にしたいこと」を言語化する

<STEP4:個人理念を言語化しよう>
上記STEP1〜3を用い、自分を表す個人理念を言語化する

今回使用したワークシートはこちら!

以下に、各ステップのエッセンスを紹介していきます。

◆STEP1:あなたは誰?どんな人?

①自分がどんな人かを問われたらどう答えるかを、(あらゆる視点・書き方で)箇条書きで書き出してみる(10個、あるいはそれ以上)
②そのなかから「特に重要な3つ」「あまり重要でない3つ」を選定する

このステップでは、加来さんの例を参考に、自分を表す表現を考えていきました

◆STEP2:私の長所・短所って何?

①あなたが「いちばん記憶している、自分をよく理解している上司」になりきった気分になって、どんな長所・短所があるかを書いていく

このステップでは、実際にそれぞれが上司の顔を思い浮かべながら、自分の長所や短所について考えていきました。

加来さんの例はこちら!

◆STEP3:私の長所・短所って何?

①Pinterestを使い、「自分の人生で大切にしたいもの」を表す画像を10個以上、1つのリストに保存していく

②それを見直したときに「自分が人生で大切にしたいこと」を言語化する

正解のない質問に答えるためのアプローチは、なにもテキストだけではありません。今回は「自分のなかにある答えを発見するためのツール」としてPinterestを用い、「自分が人生で大切にしたいこと」を考えていきました。それをグループで見て、相互に感想や浮かんだキーワードをフィードバックすることで、言語化を進めていきます。

Pinterestを使うことで、実際にビジュアル化することの効用を感じました。

Pinerestの効用

◆STEP4:個人理念を言語化しよう

上記STEP1〜3を用い、自分を表す個人理念を言語化していきます。

ここまでで「食材」は揃いました。あとは「調理」をするだけ。言葉のレトリック(つまり、調理法)を使い、それらを「個人理念」としてまとめていきます。

考えすぎずに言語化する方法(=言葉の調理テクニック)として、以下の武器を授かりました。

・韻踏み(音の響きがにている2単語を重ねる)
・3・4・5調(一度聞くと覚えられるようなテンポ感)
・コントラスト(2つ以上のものを接近させて差をアピールする)
・反復・集合(同じものや似ているものを反復させたり集合させて、違うものにする)
・メタファー(イメージがなんとなく似ている別のものに置き換える)
・パロディ(似ている有名なモノ・コト・ヒトに置き換える)

ただし、これらは「きれいなものを完成させること」が目的ではなく、「感想を引き出すこと」が重要なんだとか。
周囲の意見や感想を聞き、そこからインスピレーションを得ることで、さらに改善をしていく、そのいとなみこそ重要なのです。
これらを納得行くまで繰り返していくことで、自分のしっくりくる、覚悟のこもった個人理念になっていくということを、身を持って感じました。

◆繰り返し考えることで初めて意味を持つ、個人理念を立てることの意味

この記事を書いている筆者は、実は「個人理念」を過去に3回立てています。4回目にして、ようやく自分のしっくり来る「個人理念」を手に入れることができたように思います。
最初からうまく出来るはずがない。だからこそ、覚悟を持って、じっくり手塩にかけてあげるほど、手に馴染んでいく。そんな感想を持った、今回の勉強会でした。

◆個人理念を立てたい…そんな方に朗報!

個人理念を立ててみたい方、ぜひ加来さんのセミナーを受講してみてください!法人でのセミナー実施なども、相談に乗ってくださるそうです。まずはこちらから、連絡してみてください。

◆そもそもINOUT LABとは?

「IN / OUT LAB」は、情報収集(インプット)と情報発信(アウトプット)について、ナレッジをシェアしあうオンラインサロンです。

・アウトプットのシェア(文章だけでなく、絵や音楽をシェアしている方も!)
・インプットした情報の共有(就活情報や仕事情報からライフハック、エンタメ情報までさまざま!)
・日々のチェックイン・チェックアウト(チームで習慣づけ!)

弊コミュニティ代表の西村が、社会人1社目時代に「インプットしたことを自分なりに考えてアウトプットしてみることで、さらにインプットが加速していく」と実感したことが、このコミュニティのきっかけとなっています。

コミュニティメンバーは高校生からベンチャー企業や大企業などいろいろな会社で働いている会社員、起業家まで個性豊かなメンバーが揃っており、月に1回のオフライン・オンラインでの交流も、非常に刺激的な機会となっています。

興味のある方はこちらをぜひご覧ください!


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