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ほぼ三つ子が生まれた僕が写真スタジオを作った話。

僕はほぼ三つ子の三姉妹の父。

ほぼ三つ子?
なんだ?
そうですよね。

説明しますと
長女が3月に生まれ、初めての子育てを楽しみながら生活する最中、
長女が3ヶ月ごろに妻が妊娠。
年子かー。とワクワクしながら検査に行くと
なんとお腹の子どもたちが「双子」だと発覚。

僕らは一気に3人の親に。
ほぼ三つ子と2人の新米パパママの5人家族の誕生である。


僕は大学が映画専攻の学校であったためカメラには興味はあったが
静止画と動画の感覚の違いでスチルカメラからは遠ざかっていた。

しかし、子どもの表情や仕草は可愛すぎるもので。
気が付いたらアマ◯ンでカメラをポチっていた。

子どもというのは本当に成長が早く、1日1日で別人のように変化していくし
子育てな毎日が大変すぎて今となってはどんな表情で泣いていたのか、どんな声で笑っていたのか写真や動画を見ないと思い出せないほど。だからこそ写真で残しておいて良かったなと今は心から思う。

パパさんママさん、どんなに忙しくても絶対に我が子の姿は残しておいた方がいいですよ。
うん。

そしてせっかく写真を撮ったのならばSNSにアップしようかなという気持ちが僕に芽生えインスタグラムに子ども達のありのままの姿をアップするようになった。
また、子どもたちの「ありのまま」を写すことで遊んでいる子どもたちにも負担はかけず、コケたり汚れたりしても笑っていられた。写真を撮ったり動画を撮ったりすることは手間が増えそうで子育てに対する精神的な支えにもなっていたのかなと思う。



そんな中、仕事仲間から「美容師の方が僕と話したい」と。
話を聞いてみると、僕のSNSでの子どもたちの写真を見てくれてるとのこと。
美容師さんから「子どもたちの表情がすごく素敵で、これは他でも笑顔残した方がいいよ!」と言っていただいたのがきっかけで、コラボイベントをすることに。
その美容室というのが子どもたちの髪も安心して切れてさくらが綺麗な公園横に店舗という客層と立地は完璧だった。

まずは自分たちの子どもたちから撮影テストをはじめ、美容室のお客さんを中心に撮影予約を取りイベント撮影をすることに。


「卒園入園卒業入学撮影会」という言葉は面白くないなと思ったので「桜の木の下フォトセッション」と名付けたりとイベントネーミングや内容もこだわったのが良かったのか、1回目より2回目、3回目とお客さんの数は増えていき、イベント場所も公園だけではなく町の美術館など多岐にわたるようになり1年後には予約でいっぱいになっていった。

ある時イベント中にお客さんから

「スタジオはないんですか?」

という言葉をいただき「そうか、スタジオ作るという手もあるのか」と思い始め、ちょうど妻が看護師を辞め自分の好きなことに挑戦してみたいということもあり、物件を探すことに。

ここから物件探しが僕らの中ではすごく時間をかけたところ。
さあ物件探すぞ!から物件が見つかるまで1年ほどかかった。

僕と妻は物件の「気」というものを大事にするタイプで

みなさんもありませんか?
「なんかこの物件よくないなー」とか「ここなんだか良さそう」とか。

「交通の便」「光の入り具合」等はもちろん大前提で頭に入れながら直感的に物件を探していく中、飛び込みで伺った不動産のご夫婦がすごくいい方々で自分らにとって最高の物件が見つかった。

内装も普通の会議室のような物件をリノベーションさせていただき、写真スタジオ利用だけでなく色々なイベントができるようにシンプルにした。


写真だけではなくポップアップやヨガなどもスタジオで開催され賑わうように。当時子どもたちが通う小学校も近くにあり、平日の夕方になると子どもたちが友達とスタジオでワイワイ遊ぶ姿なんかも見受けられて最高に幸せ空間でした。


ほぼ三つ子が生まれてきたおかげで大切な場所が生まれ色々な方々に出会うことができ、色々な挑戦もできている。なので、僕らの場合

「子どもを育てる」というより「子どもに育てられている」

という感覚の方が正しい気がする。


とにかく子どもたちがいてくれて、最高だ。


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