マジカルラブリーのM-1は、コント55号である
https://www.m-1gp.com/
マジカルラブリーの漫才は本当に漫才なのか?
そんな論議がありますが、どうでもいいと思うんだよね
お笑いを学問と同じように論じてはいけないと思う
それに、M-1が漫才の祭典であるというのは判りますが
それでも、朝日放送のいちバラエティー番組でしかないということ
マスコミに踊らされすぎなんだよなぁ・・・
マジカルラブリーが漫才じゃないというならば
『おいでやすこが』はピン芸人2人のユニットです
M-1の内容を紐解くと、お互いのピン芸を組み合わせているだけで
それを漫才ということにしていいのか?
ということにもならないだろうか?
マジカルラブリーはジャンル分けしたら漫才なのかもしれませんが
本質で言えばコントなんだと思うんだよね
コントって、フランス語の『conte』から来ているのである
conteって、短い物語・童話・寸劇を意味するので
寸劇もコントだしシチュエーション漫才もある意味コントだと思う
そう考えると、マジカルラブリーのM-1の2つのネタは
シチュエーションを決めた漫才であるからコントでもあると思う
でもさ・・・どっちでもいいんじゃない?
面白ければそれで良いんじゃないかな?
でも、それを許してしまうと
『キングオブコント』と『M-1』の違いが判らなくなってきてしまいます
それは置いておいて、面白い奴が勝ちで良いと思うんじゃないかな?
「しゃべくり漫才が素晴らしい」とか
「マジカルラブリーは邪道だ」とか
面白ければ良いんじゃないの?
それが正しいお笑いの見方なんじゃないかなと思うんだよね
話は逸れるが、僕の最初の義父はコント55号の坂上二郎さんだった
生前、酔っぱらうと昔のことをよく話してくれました
活躍の場を浅草からテレビに移した時、最初は全くウケなかったそうで
その理由が『テレビの決まり事』だったらしいです
その当時は、舞台上の決められた場所の中でしかやってはいけなかったのです
コント55号の持ち味は、舞台上を縦横無尽に走り廻ることでした
でも、テレビの決まり事ではその持ち味が生かせなかったのです
そこで、萩本欽一さんが二郎さんに
『浅草に帰ろうよ、だから最後にメチャクチャにやってやろうよ!』
と言って、決まり事を破って、舞台を縦横無尽に走り回って、大爆笑をかっさらったらしいです
因みに、演芸番組の、生放送中にカメラを振ったのは、この時が初めてだったらしいです
マジカルラブリーはM-1という番組で
『漫才とはこういうものだ』という決まり事を破ったかもしれませんが
ウケればいいんじゃないでしょうか?
決まり事を破るからこそ、新しいものが生まれるのだと思います。