中高年のポータブルスキルを活かしたキャリア形成
ポータブルスキルの明確化
中高年のポータブルスキルを明確化してキャリアデヴェロップするには?
リスキリングが話題ですが、今までの経験や業務と関連がないような資格や
勉強してもキャリアデベロップには全く繋がりませんし、ほぼ無意味です。
業務を遂行する上で重要なのは経験であって、資格や知識ではありません。
しかし、同業界、同職種に不安や抵抗、未来が感じられないときにどうすればよいか?
また副業や兼業を行う時に現職と離れたことを行わなければならないとき
(競合や同業種では副業は禁止されていることがほとんどです)
どうすればよいか?
それがポータブルスキルを活かすということです。
ポータブルスキルは厚生労働省に記載がありますが、
ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール) (mhlw.go.jp)
主に人との関わり方と仕事のやり方になります。
中高年期においても、ポータブルスキル(転職や異業種でも活用できる汎用性の高いスキル)を明確化し、キャリアデヴェロップメントを進めることは非常に重要です。以下に、そのためのステップをいくつか提案します。
自己分析: 現状のスキルと経験をリストアップしましょう。
どのような業種や役割で経験を積んできたのか、どのような強み、特徴や知識を持っているのかを具体的に書き出すことが第一歩です。
また、自分の仕事上の価値観や目指すべきキャリアの方向性も明確にしておきましょう。ポータブルスキルの把握: リストアップしたスキルの中で、どれがポータブルスキル(汎用性の高いスキル)であるかを識別します。
コミュニケーションスキル、問題解決能力、リーダーシップ、プロジェクト管理、データ分析などは典型的なポータブルスキルです。
ポータブルスキルを活かした過去の業務事例プロセスを書き出してください。
目的、課題、具体的なアクション、結果と整理していく方法
STARメソッドを使って整理する。
5W1Hで整理するなどがあります。スキルギャップの確認: 自分が目指すキャリアと現在のスキルを比較してみましょう。
必要とされるスキルの中で、自分がまだ習得していないものは何かを見つけ出すことが重要です。スキル開発計画の策定: スキルギャップを埋めるために、どのスキルをいつまでにどのように習得するのか具体的な計画を立てます。
オンラインコース、書籍、ワークショップ、研修などを利用しましょう。ネットワーキング: 新しいキャリアの道を探る際には、自分のネットワークを活用することも大切です。
自分のスキルや経験、キャリアの目指す方向性を共有し、アドバイスや情報を得ることができます。継続的なスキルアップデート: 技術や業界のトレンドは絶えず変化しています。そのため、自分の今持っているスキルを常にアップデートし続けることが必要です。
新しい学習を継続することで、自分の市場価値を高めていく努力が特に現代では必要です。
そのためには定期的に転職市場の情報や、転職エージェントのキャリアアドバイザーに今どんな企業でどんなスキルや経験が求められているか?確認されることをおすすめします。マーケットニーズの把握 外部環境の変化によって時代時代で求められるスキルや能力は変化します。
どんな企業がどんな職種において、どのようなスキルや能力を求めているか?これを把握しておかないと、市場とずれた経験やスキルになってきます。
上記はステップの一例ですが、一つでもまずは取り組んで見られることをおすすめします。
会社や組織、上司はあなたのキャリアを考えてはくれません。
何かあれば頼りになるのは自分もしくは家族以外いません。
組織は現在いるただの電車や船です。いつでも降りれるし、乗り換えられるし、自らの足で歩くこともできるのです。
組織に依存せず、自らの意思と判断力を磨いて未来を自ら創っていきましょう。それが最大の自立かと思います。
ご相談あればご連絡いただければです。