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ポケカ投資はおしまいです

──『出演者に賞金100万円を与えても誰も羨ましいと思わなくなった時代』──
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 タイトルから書いています。
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 2023年10月27日(金)。21時17分。

 こんにちは。井上和音です。

 友人とLINEをしていました。先物投資って何が重要かをLINEの中で自分の考えを暴露していました。

 LINEを引用してみましょう。

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 「先物投資の基本は限られた時と、場所と、量なんよと思ってる」

 「インターネットで買えるポケカは多分大きく高騰しない」

 「今の新しいポケカは需要によってだけ支えられているけど、需要が消えたら値崩れする」

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 なんの話って感じですよね。

 その前に具体例ですね。

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 「ポケモンカードゲーム15周年プレミアムセット【未開封BOX】{-} [未開封BOX]」(カードラッシュのリンク)

 販売価格: 1,580,000円(税込)。

 「ポケモンカードゲーム15周年記念 プレミアムセット GETだぜ!!!!!」(ブログへのリンク)


 ■ポケモンカードゲーム 15周年プレミアムセット
 発売日:2011年10月20日(木)
 価格:3,990円(税込)
 内容:15周年箔押しのポケモンカード(レシラムSR×1、ゼクロムSR×1/計2枚)、ポケモンコイン×1、アクリル製ダメカン(50ダメージ×6、10ダメージ×24/計30個)、アクリル製マーカー(やけど×1、どく×1/計2個)、プレイマット×1枚、デッキシールド(65枚)×2セット
 販売場所:ポケモンセンター全店(サッポロ、トウキョー、ヨコハマ、ナゴヤ、オーサカ、フクオカ)。

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 これぞポケカ投資って感じの記事を二つ並べてみました。3,990円が 1,580,000円になるマジックを皆さんは今見ています。パーセンテージとかの計算よりも倍率のほうが分かりやすいので、金額が何倍になったかというと、395.98997493734倍。約396倍ですね。

 そもそもの4000円が160万円になったと言えばもっと分かりやすいですね。

 先物投資ってLINEに書きましたが、要素がいくつかありました。

 時間:2011年10月20日(木)のみ。

 経年時間:12年

 場所:ポケモンセンター全店(サッポロ、トウキョー、ヨコハマ、ナゴヤ、オーサカ、フクオカ)。

 量:ごく少数。

 これですね、熊本にいる私にはほぼノーチャンスと言っていいのですね。それにまだ未成年ですよ。でも未成年でも福岡の都会にでも住んでいたら定価で手に入れることは出来たかもしれません。

 都会、今回に限らずに特に東京にいる人はあらゆるチャンスが転がり込んでいて、あからさまに田舎の熊本よりも有利な条件で人生を歩むことが出来ると散々書いてきた理由の一つが分かるでしょうか。

 ところが、インターネットの発達により、ポケモンセンターオンラインというポケモンセンターが全国どこででも購入することの出来るサービスが始まりました。そこで私はポケモンカードゲームClassicを抽選の結果手に入れることが出来ました。よかったよかった。

 定価:35,000円

 場所:全国どこでも

 時間:①受付期間 2023年2月28日(火)10時00分~3月10日(金)23時59分
   :②受付期間 2023年4月27日(木)13時~5月8日(月)23時59分
   :③受付期間 2023年10月23日(月)15時~10月27日(金)14時59分

 はい。私は①で買いました。一個でいいかなと思う気持ちで②は応募はしませんでした。友人と話しているうちにクラシックがあと何個か欲しくなったので③で二口抽選販売に応募してみました。

 ふたを開けてみるとですね。スニーカーダンクでは現在、新品が51,000円で売られていますね。どんどん値下がっています。定価よりかは高いことは確かですが。先ほどの「ポケモンカードゲーム 15周年プレミアムセット」と比べたら大して値段は上がっていないというのが現状です。

 別に値段が上がってほしかったとか、負けたとか思っているわけではなくて、「ポケモンカードゲームclassicって見た目は格好良さそうだし一個くらい買っておこうかな」と思っていたので、一個買えて良かったのです。

 ところが③に二口も応募してしまったのですね。抽選当たったらどうすんの。三個もいらんて。そもそも値上がりする可能性はほぼないと言っていい。

 何で値上がりしないのですかと問われれば、一つに先物投資の3要素の問題。時間、場所、量。どれも緩い。

 そして二つ目。これは現状のポケモンカードを見て思ったことです。

 今日、2023年10月27日(金)。

 ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット 拡張パック 未来の一閃 box / ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット 拡張パック 古代の咆哮 box

が発売になりました。

 販売価格:5,400円

 今回の初動で遂にトップレアの取引価格が10,000円を割ってしまいました。どちらのboxも割ってしまいました。2022年度のダークファンタズマやPokémonGOと同じ感じですね。PokémonGOのほうがまだ良かったのかもしれません。

 そんなに今回の絵柄が悪かったのかと問われればそうでもないような気がします。古代のトドロクツキのSARなんかは普通に格好良いし、30,000円くらいでトップレアにでもなるのかなと思っていました。

 ふたを開けてみたら、どちらも10,000円以下。なんとなく分かった気がしてきました。

 参考程度に2023年7月28日(金)に発売された「黒炎の支配者」のトップレア、リザードンSARは初動で50,000円を超えていました。もっと言えば、2023年4月14日(金)に発売された「クレイバースト」では、ニュースで話題にもなったナンジャモSARは初動で300,000円を超えました。

 クレイバーストの頃がピーク。カード一枚30万円ですよ。それが今では1万円以下になっているのです。これが何を表しているかは明々白々で、ポケモンカードへの需要が圧倒的に下がり始めているということです。

 クレイバーストの頃の感覚でポケモンカードゲームClassicを注文していた井上さんは、初動で10万円を超えるかもしれないなあと思っていました。クレイバースト、ナンジャモSARの気分でいたのでわりかし夢見がちな予想では無かったかと思います。その頃の勢いでいけば10万円のパワーは充分にあったかと思われます。

 それにポケモンカードゲームClassic最初の抽選販売は、①受付期間 2023年2月28日(火)10時00分~3月10日(金)23時59分 だけでしたからね。そこにしかチャンスは無いと思っていたので10万円の期待は大いにありました。

 ところがどっこい。今回の未来古代のトップレアが1万円を割って確信しました。私のようにポケモンカードを飾って楽しむ層が明らかに減ってきています。ポケモンカードで遊ぶプレイヤー層にしか需要が無くなっているのです。ギラティナSRとか、ルギアSRとかを持っていましたが、その値段も頭打ちになったかなと思います。なぜなら、一年ほど前からポケモンカードのブラッキーSRやレックウザSRが一気に高騰し、30万円近い値が付いたことから、ギラティナSRやルギアSRもそれくらいになるから大事に取っておこうと思う、飾る派、兼、軽めの投資家層がギラティナSRやルギアSRを手放すことが無くなり、またネット上のカードショップでも売り切れることが無くなってしまいました。

 いつでもどこでもインターネットで手に入るカードが値上がるはずがないのですね。残念でした。これから先のポケモンカードはギラティナSR以降は値上がることも無いでしょう。ポケモンカードゲームClassicも大きく値上がることもないと思われます。もうみんな資産として保持して、かつ大量に仕入れた転売屋さんが値崩れを起こさないように、慎重にカードショップやフリマアプリに供給を続けるでしょう。

 転売屋さんが転売屋さんに売って、それをまた転売屋さんに売って……とサイクルが続けば、少しだけで良いから値段を上げれば元値を回収できるので大幅なプレ値の上昇は絶対に見込めません。ポケカで大幅な値上げを夢見る時代は終わってしまったと断言できるかと思います。

 ③受付期間 2023年10月23日(月)15時~10月27日(金)14時59分 で何で二口も抽選応募してしまったんや……。7万あればもっと他の使い道もできただろうに。ポケモンカードゲームClassic二つも三つも要らないよ。だからと言って開ける勇気も持てないよ。袋小路ぶら小路。ポケカというかトレカの先物投資の時代は終わってしまったのかなと思っています。

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