この先、どんどん辛くなっていく
私が駒場や本郷で感じていた絶望感とは、
学部生、修士、博士、ポスドク、常勤研究職
の順番に、どんどん、タスクが高度になり、辛くなっていくことでした。苦労しても、楽にならない。いつか、擦り切れて脱落してしまう。
国内でポストを得るためですら、海外大学院生か、海外ポスドクまでやらないといけないと聞いたときには、もう、一刻も早く、こんなコースからは逃げようと思いました。
だから、アカデミックコースから逃げて、医学部に入ってしまった。
進路選択で、アカデミックコースを選んで、最終的に大学や企業の研究職に就くことを目標としている人たちは、私のような絶望感を感じたことがないんでしょうか?