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高校における文系理系のクラス分けは、能力別クラス編成である

結局のところ、進路選択の際に「文系理系」という悪しき分類をすることで、「勉強しなくてもいい科目」が正当化されてしまったのは事実。
本来、「普通」なのは文系理系関係なく勉強すること。

普通科高校では、数学に弱い生徒を高2以降で文系にクラス分けして、
「文系だから、数学は数学1だけしか勉強しなくてもいい」
ということにしないと、高校を卒業させることができない。

「文系理系」とは建前であり、事実上の能力別クラス編成である。

全員必修の数学Ⅰですら、高校中退の原因になっている。

高校数学は高度すぎて、中退の原因になっているから、必修からはずすべき

前川喜平 - Wikipedia

文系理系の区別をせずに、数学II以降を必修科目にするなら、普通科高校では、大量に中退者を出してしまう。

私は「文系理系の区別をしないことで、普通科高校で中退が多数出てもよい」と考えているが、その場合、新世代と旧世代との世代的不公平について考慮しなくてはならない。突然、高卒認定が厳しくなったら、新世代だけが不利益を被るからだ。高卒認定には、新旧を表示しなくてはならなくなる。

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