玄米食は栄養学的には価値がない
玄米食には、なにか神秘的な価値を認めている人が多い。しかし、栄養学的には何ら価値がない。
もっともよく言われるのは、玄米食は、ビタミンB1不足症の予防になるという話だが、本当だろうか?
以下の表は吉田製粉のページです。
玄米100gで、ビタミンB1は0.41mgしかないのだ。
1日あたりのビタミンB1必要量は、1.2-1.5mgもある。
玄米だけでビタミンB1を摂取しようとしたら、吸収率100%と考えても、300gも取る必要がある。毎日、2合の(玄米)米飯を食べないといけない。
サトウのごはん 200g 3パック分だ。
消費カロリーの多い成人男性ならともかく、大半の日本人は、1日2合の米飯は食べられない。
そもそも、日本でのビタミンB1欠乏症は、長期輸液とかアル中以外にはない。自立生活をしている人で、欠乏症が報告されている微量栄養素は、ビタミンDと鉄だけだ。