僕らがいずれ終わる人生を生きる意味って、何なん?かもめのジョナサン読後記録
僕らは、「もっと何かを得ていかなくてはいけない」と思ってしまいがちだが、本当は「持っているものに気づいていく」だけでいいのかもしれない。
しかし、「持っているものに気づいていく」ためには、自分でない憧れのものを求めて、それを得ようともがいて、ようやく得た後にそれを捨てるプロセスを踏むしかないのかもしれない。
最初から「気づく」段階に行けばいいものを、ずいぶんと遠回りをしてしまう。なんとも面倒でややこしい構造だなと思いながらも、それがこの世の愉しみ方であって、味わいなのかも