中長期の成長に向けたデザインの取り組み
はじめまして!
DesignOpsのイノツメです。
ナレッジワークではタケシと呼ばれています。
ナレッジワークでは、3年で10個の新規プロダクトをリリースするため、短期だけでなく中長期の成長にもチカラを入れています。
本記事では、デザインシステム、デザイン組織、コミュニケーションの3軸からナレッジワークのデザインが成長するために実践している取り組みをご紹介します。
対象読者
ナレッジワークのデザインに興味のあるデザイナー
ナレッジワークの選考に入ろうか迷っているデザイナー
ひとつめのプロダクトから仕組みを整備する
現在、私たちは複数の新規プロダクトを同時に立ち上げています。将来的には、これらのプロダクトが連携し、より便利なユーザー体験を提供予定です。その体験を実現するためにデザインシステムが非常に重要だと考えます。
よくあるケースとして、デザインシステムの整備にリソースを割けないまま、マルチプロダクト展開が進んでしまうことがあります。デザインシステムの整備を始めようとした時には、多くのデザイン負債が積み上がってしまい、返済にかなりの時間を割くことになります。こうした状況に直面したデザイナーは実は多いのではないでしょうか。
ナレッジワークでは、最初のプロダクトを開発する段階からデザインシステムを整備してきました。その結果、現在、複数のプロダクトを立ち上げる段階でも一貫性のあるデザインを維持しやすい環境です。
さらに、2024年10月からデザイン基盤を整備する専門チームが発足し、デザインシステムを含むデザイン基盤の整備が加速しています。
デザイン基盤や組織開発にもチカラを注ぐ
私たちは将来を見据えた組織づくりに力を入れています。現在、Design Unitには6名のデザイナーと1名のフロントエンドエンジニアが在籍し、3つのグループに分かれて活動しています。
Design Group:担当プロダクトに関する幅広いデザイン業務を行う
Design Foundation Group:デザインシステムやガイドライン、共通UIの構築を担う
DesignOps Group:採用、育成、チームビルディング、ResearchOpsの構築など、多種多様な業務を進める
上記の役割分担により、プロダクトのデザインだけでなく、デザイン基盤や組織開発にも効率よくリソースを割り当てることができています。
コミュニケーションを大事にする
「グループが分かれていると、コミュニケーションが疎遠になって連携ミスが起こるのでは?」と心配される方もいるかもしれません。
私たちは以下のようなコラボレーション機会を通して、しっかりと連携を図っています。
Good&New:24時間以内に起こった良いことや新しいことを共有する(日次15分)
週次定例:マネジメントミーティングの共有や相談を行う(週次30分)
レトロスペクティブ:各自の取り組みと学びを共有する(隔週30分)
デザインデータレビュー会:制作データをレビューし、デザインシステムの活用を推進する(隔週60分)
もくもく会:Zoomを繋いで各自作業を行うことで雑談や相談のしやすさを高める(隔週60分)
月次振り返り:月単位で個人のGood&Opportunityをもとに振り返りを行う(月次60分)
議論会:課題図書を活用して不明点や議論を行うことでデザインスキルの向上を図る(不定期30分)
また、全社の取り組みとして、毎月と3ヶ月ごとに全社員が一同に東京に集まり、OKRの進捗や戦略を共有する機会を設けています。
このように様々な情報共有や議論の時間を通して、幅広い視点からデザインに向き合うことができています。
さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
今回はデザインシステム、デザイン組織、コミュニケーションの3軸から取り組みをご紹介しました。本記事を通して、ナレッジワークのデザインについて少しでも知っていただけると嬉しいです。
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ナレッジワークでは、プロダクトデザイナー、コミュニケーションデザイナー、DesignOps、ResearchOpsなど、様々なデザイナーを募集しています。より良いデザインを追求したい方、カジュアル面談でお話できるのを楽しみにしています!