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ユーザーリサーチの仕組みを整備する『ResearchOps』はじめます

ナレッジワークでは、使いやすいプロダクトを提供するために定期的なユーザーインタビューやアンケートを実施しています。
しかし、その活動にはいくつかの課題がありました。

  • ユーザーリサーチ手法が体系化されていない

  • ユーザーリサーチの習熟度にばらつきがある

  • 事前準備や分析に時間が掛かる

  • 特定の人に情報が集約されやすい

  • チームを跨ぐ情報連携が十分に進んでいない

これらの課題を解決することで、ユーザー理解のための業務を効率的かつ効果的にできると考えました。

本記事では、これらの課題を解決するための取り組み『ResearchOps』を紹介します。


ユーザーリサーチの仕組みを整備する

ResearchOpsとはユーザーリサーチを効率的かつ効果的に運営するためのプロセス、ツール、リソースを整備し、ユーザーから価値あるインサイトを得るための基盤を構築する取り組みです。主にユーザーリサーチ活動を支援する仕組みづくりに焦点を当てた役割になります。

ResearchOpsの役割

  1. リサーチプロセスの標準化:社員全員が一貫した方法でリサーチを実施できるようにする

  2. リサーチツールと技術の管理:適切なツールや技術を提供し、リサーチの効率と効果を高める

  3. ユーザーリクルートの管理:リサーチ対象者を効率的に募集し、適切なリサーチを可能にする

  4. リサーチデータの保存と管理:リサーチの成果を組織内で再利用できるように、データを整理・保存する

  5. チーム間の情報共有を促進:リサーチ結果を組織全体に共有し、さまざまな意思決定に役立てる

  6. リサーチ活動の効率化:リサーチのスピードや成果を向上させ、コストを最適化する

  7. リサーチ文化の醸成:組織全体でユーザーリサーチの重要性を認識し、リサーチ活動を支援する文化を育む

2024年7月にResearchOpsの採用活動を開始し、同年12月に専任の担当者が入社しました。これから本格的にResearchOpsの取り組みを開始します。

会社全体のユーザーリサーチスキルを高める

どうしてUXリサーチャーではなく、ResearchOps担当者を採用しているのですか?」と質問されることがあります。

ナレッジワークでは様々な職種の担当者が日常的にユーザーとの接点を持っています。顧客接点のある社員のインタビュー品質を高めることで、効果的なリサーチが可能になると考えました。

また、集まったリサーチデータを集約して再活用できるようにすることでナレッジが蓄積し、より本質的な問いに向き合えます。同時に社員全員がユーザーを深く理解したプロダクトづくりに向き合える文化も築いていきます。

さいごに

この取り組みはまだ始まったばかりですが、今後も情報発信を続けます。
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Illustration by Storyset

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イノツメ タケシ / DesignOps / デザインプログラムマネージャー
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