第105回薬剤師国家試験
国家試験お疲れさまでした。
僕も解いてみたけど去年より必須が難しくなってましたね。
実践については薬剤師になったから感じるだけかもですが、結構普段の業務で使っている知識を問う問題が多い印象でした。学生の時は難しく感じそうな問題もいくつかありました。去年以前の国試もそうなのかもしれないけども。
今日は僕が個人的に好きな問題をいくつかピックアップしたいと思います。
この記事を読んで果たして誰が得をするのだろうか。
まずはこれ
好きな理由はタケキャブをよく粉砕していたから、それだけです。
タケキャブ®(ボノプラザン)は従来のPPIと比較して胃酸に安定であると言われているため粉砕が可能です。一方、この問題の構造式ラベプラゾール(違ったらごめんなさい)のような従来のPPIは胃酸に対して不安定なため錠剤はすべて腸溶錠となっています。
選択肢の2はボノプラザン、1,4,5はたぶんH2ブロッカーなので提案できます。3はオメプラゾールなのでラベプラゾールと同じ理由で不可です。構造式がわからなくても1つ前の問題の構造式と似てるので選べますよね。
化学の問題は正直まったくわからなかったですが、胃酸に対して不安定なのは知っていたので正解することができました。
こんな感じで実践は実務から苦手な物化生にアプローチできるので好きです。
続いて、
これは僕の友達にラテックスアレルギーの人がいたので解けましたし、個人的には面白くて好きな問題ですが、知ってる人にとってはラッキーな問題、知らない人には意味不明な問題ですね。
病院でもゴム手袋使いますし、こういう知識も大事ですよね。
次は、
2問とも間違えましたが、見た瞬間「おおおおおおお」ってなりました。以上。
次は、
これはどうなんですかね。好きというか普段調剤してて用法用量知ってたから選択肢2を削れたけど、学生の頃なら14歳だし成人より少ないっしょって2を選んでしまいそうな問題。受験生はどうやって解いたんですかね。
次は、
これは以前B型肝炎ウイルスの再活性化について記事を書いたからうれしかっただけです。
次は、
これは僕の以前の脂肪乳剤の記事を読んだ人には解けてほしかった!!
次は、
これは普段気になっていたことなので国試ありがとうって感じ。
次、
これは実際に普段の業務でもインタビューフォームを見て安定性とか調べるので個人的良問。
以上です。
この記事も目的は一体何なのでしょうね(笑)
張り切ってPPIの解説したけどそれ以降はただの感想だけ。
まあ今回言いたいことは、国試には結構臨床のことが出題されているので、これからは106回を受ける受験生のために臨床のことを発信していこう!ということです。
おしまい