インプットしないとアウトプットもできない

日本語から外国語(タイ語)への翻訳を今やっていることを昨日書きましたが、実際の作業の中であらためて気づいたことを記録の意味で記しておきます。

仕事をしている最中はなかなか余裕がないのですが、今後の自身の仕事のあり方を変えていく上で「過程」に目を向けることが非常に重要だと思っており、現在進行中である今のうちに書いておきたいと思います。

20日と22日に書いたように、日本語から外国語への翻訳においては、「表現力」というのが壁になりますが、今日翻訳の作業をしていてふと気がついたことがあります。まず日本語の文章を読んで内容を理解し、頭に浮かんだタイ語の文章をタイプするのですが、タイ語の文章をタイプした後に、時々「どうしてこの言い回しが思い浮かんだんだろう?」と思うことがあります。変な話なのですが、どうして自分はこういう言い回しを知っているのだろうかとふと思ったりすることがあります。

それについてあらためて考えてみると、やはりどこかでその言い回しをインプットしているはずなのです。今日もそういうことがあり、どこでインプットしたのかは思い出せないのですが、どうもラジオではないかという気がしてきました。

というのも、私はタイ語のラジオ放送をPodcastで毎日聞いているからです。NHK WORLD RADIO JAPANのタイ語ニュースはもう十数年前からずっと聞いていて、いまだにシャドウイングもほぼ毎日していますが(ただし、現在はコロナの影響で土日はタイ語ニュースはありません)、今はそれ以外にもThai PBSの番組を2つ聞いていて、どうもその番組で聞いている言い回しが知らないうちに耳に残っているのではないかと疑っています。

もちろん音ではなく文字の情報の記憶が残っている可能性もありますが、タイ語の言い回しが頭に浮かんだ時のイメージに音声が伴っていたような感じがしましたので、やはり音の情報の記憶ではないかと思います。

いずれにしても、タイ語(外国語)の表現力という点において、限界があるという事実を受けとめる一方で、少しでも表現力、つまり、アウトプットの力を高めるためには、絶えずインプットしていかなければならないということをあらためて感じました。

考えてみれば当たり前ですが、インプットしないでアウトプットできるわけはありません。

というわけで、音のインプットもそうですが、文字のインプットがまだまだ足りないので、将来の仕事を見据えて、今からこつこつインプットを継続していくことが大切です。そして、このことは外国語であるタイ語のことだけではなく、日本語においても全く同じであり、翻訳ということだけでなく、広い意味で仕事を考えた時にも日本語ももっともっとインプットしていく必要がありますし、さらに言えば、英語の勉強をしているのも、インターネットの世界で圧倒的な割合を占める英語の情報をインプットできるようになりたいというのも理由の一つです。

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