時が経つのが年々早くなるように感じられます
早いもので今年ももう9月も終わりです。
1か月ほど前はまだかなり暑くて、1日も早く涼しくなることを心待ちにしていましたが、今はもう涼しいを通り越して、いよいよ少し寒いと思うようになってきました。わずか1か月でこれだけ気候が変わるというのは、日本という国に四季がある確かな証拠です。
私は暑すぎるのも寒すぎるのも嫌なわがままな人間ですが、四季があって季節に移り変わりがあるのは素晴らしいなと思います。気候の変化だけではなく、その時々の景色の変化もそうですし、服装や食べる物の変化もそうです。日本に住んでいるとそれが当たり前で何とも思わないのですが、日本とは気候が違う国に一度でも住んだことがあると、日本の四季の有難さを感じずにはいられません。
私はタイというほぼ一年中日本の夏のような気候の国で暮らしたことがありますので、余計にそう思うのですが、気候にあまり変化がなく、夏のような天気が延々と続くというのはけっこううんざりするものです。
私はエアコンもなにもつけなくても気持ちよく眠ることができる時期が1年のうちでもけっこうあるのが日本の気候の素晴らしいところだと思うのですが、タイの場合、と言っても私が住んでいたのはバンコクなので、バンコクの場合、エアコンもなにもつけなくても気持ちよく眠ることができるのは1年のうち1週間からせいぜい10日間ぐらいといったところでした。ですから、最低気温が20度ぐらいになると相当涼しく感じられるのですが、そういう涼しい日はとても貴重でしたし、それが何日も続くということもありませんでした。
日本はこれから段々と寒くなっていき、つい少し前まで早く涼しくなってほしいと思っていたのが、もうこれ以上気温が下がらないでほしいに変わるのですが、日本の場合、どれだけ寒くなっても、あとどのぐらい経てば必ず暖かくなる、どれだけ暑くても、あと1か月もすればだいぶましになるという確かな「希望」があります。タイの場合は気候に関してはこの種の「希望」がほとんど皆無であったのが今思うとつらかったです。後は1年じゅう蚊がいるというのもけっこうつらいです。
ただ、日本の場合は冬に凍え死ぬ可能性もありますが、タイの場合は北の方の山あいの地域でなければ凍え死ぬということはまずないと思いますので、気候というのも一長一短であり、一概にどちらが良いとは言えません。何事もそうですが良い面もあれば悪い面もあるものです。
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