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【OMEGA】オメガスピードマスタープロフェッショナルマーク2 Racing Dial

オメガスピードマスターマーク2は1969年から1972年にのみ製造された「マークシリーズ」の初代。
厚みのある独特の形状のケース、ガラス内に配置したタキメーターが印象的で、特にこのレーシングダイヤル仕様は、グレーに近いブラックマットダイヤルにオレンジが映える1970年代らしいデザインが特徴的だ。
Cal.861が搭載されている。
他の記事にも書いているが、実はもう1本ブラックダイヤルの1970年製マーク2を所有している。以前からこのレーシングダイヤルを狙っていたが、年代的にコンディションの良い個体にはなかなか巡り会えなかった。
このレーシングダイヤルも時計内部、ムーブメントに刻まれたシリアルから、恐らく1970年製造と思われる。
自分と同い年でありコンディションも今までに最良の状態と感じ、見た瞬間に購入の意思は決定していたように思う。

【購入後の細部チェック】

購入時ケースとガラスに軽い小傷はアリ
ブレスもオリジナル。裏蓋も良い状態

【ムーブメント】

cal.861はcal.321のピラーホイール式から簡易式のカム式になったキャリバー。もう50年以上マイナーチェンジを行いながらも現役というムーブメント。21,600振動。手巻式に拘っているのが良い。
シリアルナンバーから1970年製、私と同い年なのもお気に入りのポイント。自分同様こまめなメンテナンスが必要だ。

Cal.861

オーバーホールに向けて

購入したら、まずはオーバーホールを行うつもりだったが、なかなか出てこない純正のガラスの国内ストックを発見。ついでにガラスも購入してオーバーホールと同時に交換依頼、ライトポリッシュの仕上げもお願いした。

購入した国内ストックのガラスと記念写真

【オーバーホール完了】

オーバーホール、ガラス交換、ゼンマイ、パッキン、バネ棒交換。
ライトポリッシュでエッジを崩さずヘアラインと鏡面のコントラストを出す。ブレスも綺麗に。

BRAND:OMEGA
MODEL:SPEEDMASTER MARKⅡ  Racing Dial
REFERENCE:145.014
YEAR:1970
MATERIAL:Stainless Steel
WINDING:Manual
CALIBER:861

記事:inosuke

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