宮崎マンゴー改め、25円のイスマイリアマンゴー🥭
仕事でカイロの北東125km程、車で飛ばして2時間程度のイスマイリア県に来ました。かの有名なスエズ運河のお膝元の街です。
私にはこの街に来たからには買わねばならぬ物があります。それはマンゴー🥭です。イスマイリアはエジプト随一のマンゴーの生産県です。生産地で新鮮かつ安くマンゴーが買えるならば絶対逃せません。
仕事を終えた私は、さあ帰ろう!と言うエジプト人の同僚に、「マンゴーが買いたい!」と寄り道のおねだり。するとみんな「マンゴーの季節は8月から。まだ早い。」「今出回っているのは昨シーズン収穫して冷蔵庫に入っていたやつ」などと口々に言います。
なら別にわざわざここで買わなくていいか、と心変わりしつつある時、ドライバーさんが路肩に停めてくれました。横を見るとニコニコいい感じのマンゴー売りのおじさんが。
「カムサアシュリン」と言っています。アラビア語でカムサは5、アシュリンは20。すなわち、これは1キロ、25ポンドという意味です。(アラビア語は日本語の縦書きと同じように右から左に読むので、1桁目を先に読むのです。25は、5、20という仕組みです。
新鮮なものか聞いたところ、枝の付け根の部分から染み出ている、透明のゼリーのような、おそらく樹液のようなものを指さして、「これを見ろ」と誇らしげなおじちゃん。どうやらこれがあるものはフレッシュなマンゴーのようです。
写真に写っている1箱をお買い上げ。1箱10kgなので、250ポンドでした。数えると1箱2段重ねで、合計32個入っていたので、ひとつ7.8ポンド。今の円とポンドの為替(1ポンド=3.34円)で計算すると、マンゴーひとつ25円。驚きの値段ではないでしょうか。宮崎マンゴーはひとつ2500円とかするので、桁が2つ違います。
同乗していたエジプト人の同僚たちも1キロずつ買っていました。小分けで買うと1キロ50ポンドとのこと。まとめ買いの方がやっぱりお得ですね。職場に戻ってみんなにお裾分けしたところ、みんな大喜び。
さて、今日は木曜日で、エジプトでは金土休みなので明日から週末です。ムスリム国でも週末を土日に帰る国が多い中、エジプトは金土休みを続ける少ない国になってきました。週末はマンゴー三昧の予定です。
娘が喜んでくれると良いな。
2024年7月18日 執筆
イスマイリアからカイロへの道すがら
帰宅後の追記
残りは我が家だけでは食べきれなさそうだからご近所さんにもお裾分けしました。帰宅すると興味津々の娘。
完熟で甘いマンゴーなので、絞ってヨーグルト混ぜて娘用のアイス、ヨーグルトとゼラチン足してマンゴープリン作りました。喜んで食べてくれて大満足です。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?