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スパイダルコを魔改造

前回の記事で紹介した スパイダルコ エンデューラ4 ZOME 、実はこのナイフを選ぶ段階からモデファイすることを考えていました。

スパイダルコ エンデューラ4 ZOME

それは、ブレード全体を薄めて切れ味を引き出すこと。
このナイフの小刃は市販状態で幅2mmくらい。それを0.2~0.3mm幅くらいになるまでブレードを薄めます。牛刀やペティナイフでもこのような刃付けをしてやると切れ味が劇的に良くなるので、それをナイフにも適用してやろうということです。

デメリットは刃先の強度が下がることですが、元々このナイフはさほどハードに使うことは想定されていませんし、私の使い方は袋を切ったり食材を切ったりといった、包丁に近い使い方なので、刃先が負ける心配はないかと。

ブレード側面が凹状に削られたホローグラインドのナイフだとこの改造は難しいので、フルフラットグラインドであるこのモデルを選んだのでした。

フルフラットとはいえ単純な平面ではなく、刃先に向かって緩やかにカーブした面になっているので、それを崩さないように#220の荒砥石で薄めていきます。荒砥石の次は#800→#1000→#2000→#6000を当てますが、砥石ではどうしても見た目のムラが残るので、サンドペーパーで磨いて仕上げます。

左:ビフォー/右:アフター

あと、おまけでブレードの背中をツルピカにしてやりました。
市販状態ではバフを当ててある程度きれいになっているものの、レーザー加工の跡(ギザギザ断面)が残っているので、サンドペーパーを#100から#1500まで当ててツルピカに。ブレードの背中は折りたたんだ時、使う時によく目に入るし、触れる場所なので、ツルピカになっていると見た目も触り心地も良くてなかなか満足度が高くなるのです。

左:ビフォー/右:アフター


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