北枕研究会

　結局枕ってどっち向けて寝るのがよいのか。そう思って調べると、避けるべきと思っていた、北枕が良いとされる記事がトップに出てきた。
　え、そうなの？と思い、昨夜は部屋を模様替えし、北枕で寝てみた。朝から気分が良い。

　自分はスピリチュアルなことにはあまり興味がない。科学的なことには興味がある。かといって、何が科学的かとなると、これはこれで難しい。
　科学はその時点での常識を180度覆してきた歴史の堆積で、今ある定説も最初はいかがわしい目で見られていた。
　あくまで興味がないのは思いつきのスピリチュアルだけだ。真面目に研究してる人を愚弄しているから好みではない。まぁそれで快適に過ごせる人がいるなら、人を幸せにしてるからそれはそれでいいのかも。

　で、結局枕の向きどうすんねん、というところで、これは自分で実験をするしかないと思った。北枕研究会を発足しようと。
　枕の方向にただひとつの正解があるなら、さすがにもう正解が出てるはずだ。何万年も何人の人間が何度も何度も寝てきて、まだ決まってないからこれは人によるということだろう。

　小学校の理科で習った、対照実験を思い出した。今朝の寝起きがよかった本当の原因を炙り出したい。
　昨夜の湿度か、部屋の模様替え自体か、家具を動かしながら延々と聞いていた芸人さんのフリートークなのか。

　表を作って、点数をつけて一ヶ月記録してみよう、と思った。しかし、ふと思った。こんなに睡眠を過剰に意識して逆に寝つき悪くなったらどないしようと。

　で、やめました。そしてこの文章もここで終わりです。ここで実証しないあたりが、ブロガーとしての地位がない所以である。好きな向きで寝ます。