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数秘術からみる真珠湾攻撃

1941年12月8日は旧日本海軍の機動隊がハワイのオアフ島真珠湾の米軍基地を奇襲攻撃した日です。現地(ハワイ)時間では12月7日。
日付が違います。

星読みで使われるホロスコープの出生図には、どこで生まれたかで星々の配置に違いが出ます。日本国内でも差異は出てきますし、それが日本と外国とはると言わずもがなです。
なのでより精密な星読みがしたのであれば、生まれ落ちた場所というのは大事になってきます。

数秘術は年月日で運命周期を知ることができますが、場所や時刻など厳密に知らなくても結構なことを読み解くことができます。
星読みも数秘術も命術に分類されるので、ちょっとした違いで運命は変わってくるのは同じです。

話しを真珠湾攻撃の日付に戻します。
運命の日が分かれると知った時、日本とアメリカそれぞれの国が持つ宇宙の流れが違っていたことがとても興味深く感じました。

旧日本軍が米軍基地に奇襲攻撃をしたという刹那はたった1つの事実だけれど、運命の日は2つ。
そこに大きな隔たり、明暗めいたものがあったのではないかと感じました。
「たられば」は本当に「しても仕方のないこと」ですが、歴史から学ぶことはできますし、歴史にまつわる数字から検証すると意外と「なるほど」なこともあります。

では日本とアメリカ、それぞれの真珠湾攻撃のあった日からユニバーサル・デイ・ナンバーを見ていきましょう。太字は数字の意味を表します。

まずはアメリカ(ハワイ)です。

アメリカ

7は、始まりと終わり、ひとつの周期を表す数字です。完全調和と言い換えても良いかもしれません。
ズバリ勝利を意味します。
この数字が勝利の意味にまで至るには、方程式みたいなものがあって、勝利の前にあるのが探究心であったり知識であったり、専門性をもって深く洞察することです。
これらを足したり引いたり書けたり割ったりすることで、勝利するのです。つまり負けないための方程式を、どこまでも深く考え導き出すのです。
アメリカは開戦へ至るまでに、この勝利の方程式を作り出し、その時が来るのを待ち構えていたといったところ。

当時の大統領ルーズベルトをはじめとしたアメリカ政府が、真珠湾で米軍が奇襲攻撃を受け戦艦隊が潰滅したとの一報が入った時ですら、冷静であったといいます。むしろこれで国民感情を味方につけ、大手を振って太平洋戦争に踏み切ることができると考えたといいます。
7には博愛主義友情を大事にするといった意味も含まれています。多くのキリスト教信者たちの博愛精神に基づく「戦争はしてはいけない」といった感情から「卑劣な方法で傷つけられた」といった友情を刺激する感情へと一気に覆し、分断していた世論をひとつにまとめ、太平洋戦争への始まりとなった訳です。

また先述した勝利への方程式の中には、日本国と日本人の心理研究分析も含まれ、多くの専門家がそれに当たっていたことや、終わりのシナリオもいくつか準備されていたことも含まれます。

そして日本。

日本

8はとても扱いにくい数字です。
物質と精神の二面性の統合を表し、大きなパワーを持つ数字ですが、その分だけ分裂の可能性が大きい数字です。例えば、成功子孫繁栄という意味もあり、漢字の八は末広がりで縁起の良いなどとも言われ好まれる数字である反面、分裂の数だけリスクもいっぱいある数字です。

この日に攻撃を仕掛けた日本は、積極的大胆に挑んだことがよくわかります。開戦と同時に決着をつけるという目標達成のために、航空攻撃で一挙に米軍を叩く戦略をたて、猪突猛進。日本全体が思い込んだら命がけだったのは、終戦の日前後のニュースや特番、映画で語られ続けているのでお分かりの方も多いかと思います。

成果主義行政的という意味もあります。真珠湾攻撃には、これにぴったりなエピソードがあります。
魚雷を抱えた特殊潜航艇で出撃し戦死した9人の海軍士官は2階級特進し「九軍神」として称えられています。プロパガンダとして大いに使われた訳です。
彼らと同じ潜航艇に乗り込みながらひとり生き残り、捕虜第一号となった酒巻少尉はその事実を公表されず、というか日本海軍によって秘密にされました。
ちなみにですが、九軍神の9という数字には、この世とあの世を含めた宇宙全体の完結を表し、隠された真理慈悲犠牲的精神という意味があります。10人中の9人なんとも必然的です。

まとめ

先述したとおり、「たられば」はありえないことですし、日にちが違っていたからといって、何かが変わっていたかといえば変わらないかもしれないです。
ただ日本とアメリカに他のユニバーサル・デイ・ナンバーを当てて検証しても、歴史上の事象を説明する言葉がうまく当てはまらない、しっくりこないもの事実です。

ユニバーサル・デイ・ナンバー8であった日本は、あくまでも真珠湾攻撃の成功、一時の成功
ユニバーサル・デイ・ナンバー7であったアメリカは、太平洋戦争の勝利
これが真珠湾攻撃の両国の数の隔たり、明暗だったのではないでしょうか。

2021年12月8日、真珠湾攻撃から80年が経ちます。
本当のことを言えば、戦争に成功も勝利もないと思います。
あるのは無駄な死のみです。

戦争による誰かの死の後ろには、たくさんの人の人生を狂わせ、たくさんの人の涙と悲しみ、苦しみがあるだけです。
勝っても負けてもです。

私たち日本人は、真珠湾攻撃のあった12月8日を、年に何度かある戦争について考える日として、もっと重要な日ととらえていいのではないかと思います。
そして日本だけじゃなく、地球全体で戦争をしない国が増えることを祈るばかりです。



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