なりたい自分になるために(十日目)
おはようございます、書くことがやめられない変態主婦の優樹祈です
いちいち自己紹介ページに行かなくてもいいように、先日はプロフィールを変えました
そのうちどの順で読めば私のことがわかりやすいか記事をまとめたり、サイトマップを作ったりもしなければならなくなるかとは思うのですが、まだ十日目なのでそこまでしなくてもいいかな?
しかし、そろそろちょっと見づらくなってきましたね
自分が他所様のサイトにおじゃましたとき、最初の記事から遡ってその人のことを知りに行くのかと言われれば、まず興味を持ったタイトルの記事から拝読するので、わかりやすい自己紹介記事はあったほうがいいんでしょうね
とはいえ、今は気分が乗らないのでそのまま書きたいことを書きます
前の記事とその前の記事で、「書くことでしか救われない部分があるから書いている」こと、そして、おおまかなその理由についても触れたのですが、昨夜はわたくし、「では逆に、今まで都度書き上げてきた作品はあるのに、未だに救われていないのは何故なのか」とお風呂で思索にふけっていました
何故なら前の記事にも書いたように、書くことでしか救われないというのなら、本当ならとっくに救われていてもいいくらいの数は書き上げてきてるはずなんですよね
一言で言うと、「書く」、「創作する」ということはそもそも劇薬であって、それでしか幸せや生の喜びを実感しにくい人間がやる自慰行為みたいなものです
「初心忘れるべからず」という記事で、「自身の中に欠落がある人」にも積極的に書くべきだとお伝えしました
創作する人の中には――というと主語がデカいですね――まあ、私のようなタイプの人はおそらくいらっしゃることでしょう
いずれにせよ、自身の欠落を埋めるために生み出した作品によって欠けた部分を補う
それも創作というものの一側面です
役に立つ情報を発信している方などがこれにあたるかどうかまではわかりませんが、書くことによって自身が得ているものが何かなければたぶん書きませんよね
例として引き合いに出すのもおこがましいのですが、あの宮崎駿さんも同じことを仰っていたのを覚えています
ただ、同時に思うのですよ
「本当に得ているものがあるのなら、何故いくら書き上げても書きたいものが出来続けるのか」
「書くことによってしか救われないと言いつつ、書き続けた末に本当に救われる日はくるのだろうか」
結論から言うと、所詮は無で空を埋めているようなものなので、一時的に救われた気になっても本当に満たされる日など来ません
例えて言うなら、栄養不良の人が必要な栄養素を補給するのではなく、栄養のないものばかり食べまくって便を排出しているようなものなので、いつまで経っても栄養不良のままなのですよ
お腹が空いているのにごはんを食べず、飲み物ばかり飲んでおしっこを出していても飢餓状態のままですよね?
それと同じです
そもそも満たされないから書くのであって……
いつまで経っても電気がつかないから自家発電し続けているようなものです
一時的に満たされたような気になれる、生きている実感が味わえる、だから書く
でも所詮、一時的でしかないからまた書かなければならなくなる、その繰り返しなわけで
それは別に、病名がつくわけではないですが、つまるところ「心が病気」ってことでもあるんですよね
「息苦しくなくなるまで書いてください」と、「初心忘れるべからず」という記事で書きました
でも、「満たされた! 生きている実感がある!(書かなくてもそれを味わえる)(要するに幸せ!)」
そうなれれば書く必要などなくなりますよね
ごくありふれた、日常のささやかな幸せに感謝しながら生きる
それが私本来の望みです
以前は心の中に鬼がいました
ではどうでしょう、今は
鬼はいないかもしれませんが、書くという劇薬でしか生きている実感を得られないのなら、まだ心が病気のままですね
大きな欠落から生み出されるものが巨大であればあるほど、それを見た人の心を動かすことができることは確かです
いわば、欠落を満たすために発電されたエネルギーが人の心を動かすからです
でも、創作を職業にしたいと目指さなくなった理由の一つがそれでして
私にとっては決して、「そうありたい自分」の姿ではないからなんですけど
「書きたい!」という多くの人に向けてこれもお伝えしておきたいのですが、書くことが一番手っ取り早く満たされる手段であると考えるのは、実はただの錯覚でもあるのですよというお話です
書くことも創作も、確かに楽しいです
産みの苦しみを超えた喜びも味わうことができます
でも、なりたいご自分の姿は本当に創作者なんでしょうか
創作するというと、人によってはキラキラ輝いて見えたり憧れたりすることもあるのかもしれません
でも時には、「本当になりたいのか」と自問してみることも必要だと思っています(こんなのnoteに書くことではないんですけどね!)
追記:自分が「書く」ということを病気だとも思っているせいか、少しネガティブなことを書いたような気もしますね
「楽しい」と一口に言っても、いろいろな楽しさがあるものです
もちろん、私みたいなタイプではない創作者の方もいらっしゃることでしょう
一概に言えることではないと思っています