『シー・セッド その名を暴け』崩れ去る昭和へつながる
ハリウッドの辣腕プロデューサーのセクハラ問題を摘発したニューヨーク・タイムズの二人の記者のノンフィクション映画。ハリウッドという業界内では自浄作用がなく、結局はメディアの監視機能が働いたことになるが、これは2023年の映画だ。
これは2017年からのMeToo運動につながったことは知られているが、昨今の日本の問題にも影響しているのではないだろうか。
ジャニーズ問題
宝塚問題
松本人志問題(吉本)
ダイハツの不正問題
自民党の裏金問題
いずれも何らかの告発があって、過去から続いてきた悪習が暴かれて組織が崩壊している。日本ではメジャーな新聞社というより、週刊文春と赤旗がニューヨーク・タイムズの役割を果たしている。
創造と破壊がセットになっているとしたら、メディアの監視機能でこのような破壊が行われた後に、新しいシステムが創造されるはずだ。しかし、この映画でも日本の各問題でも、そこはまだ明らかになっていない。
この映画は、結論がすでにわかったストーリーだが、「記事に名前を出してもいい」と決断する女性の勇気が伝わってくることで、感動的な映画に仕上がっている。
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Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。