『レベッカ』ヒッチコックのアメリカ進出第一弾

　ヒッチコックが英国から1940年にアメリカに活動の拠点を移して最初の作品。ヒッチコックの作品は『サイコ』『鳥』『めまい』しか観たことがないが、アカデミー作品賞を受賞したサスペンス映画だ。

　ストーリーは、前妻が亡くなった大金持ちに若き女性が嫁いだが、マンダレイの屋敷でその影に追われて過ごしていた。前妻はヨットが沈み死んだはずだった。しかしある日、沈んだはずの小型船が発見され、遺体が発見されてしまったのだ。前妻は夫による他殺の疑いがあると警察の捜査は続く。ハッピーエンドで終わると思いきや、そうはならないのがヒッチコックだ。

　この映画の原作は、英国の小説家ダフニ・デュ・モーリエによるもので、『鳥』も彼女の小説だ。実は、ヒッチコックそのものにはあまり興味がなく、妻のアルマを描いた映画『ヒッチコック』鑑賞の準備完了だ。

レベッカ（字幕版）