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『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』ミッションという言葉の響きが良い(使命分析)

 最近は「パーパス経営」という言葉が流行なので、「ミッション」が古いという論調がある。
 そこで、改めて岩田朝雄氏の本を読んでみた。
 以前、岩田氏の講演を聞いた後に、CSRについてどう考えるか質問したことがあるが、彼は一刀両断に、社会貢献はCSR活動としてではなく、事業として取り組むべきだ、とのこと。
 まったく同意だが、それには適切なミッションがないと難しい。
 もともとミッションは「使命」と訳されるが、キリスト教では次の意味があるようだ。

 ミッションの語源はラテン語で「送る」などを意味する mittere です。その昔、キリスト教の礼拝の終わりに、司教が「Ite, missa est.(行きなさい、解散する)」と告げる習慣があったことから(missa est は受動完了形)、この表現が「神の言葉を送り届けよ」と解釈されるようになりました。ゆえにmission は「伝道」の意味を表すようになったのです。その後 mission は、広く一般に「任務や使命」の意味でも用いられるようになりました。例えば軍事(近年では宇宙開発)の分野では、一連の作戦行動のことをミッションと呼ぶ習慣があります。

 パーパスとは「存在意義」を意味するが、CSRがSDGs、そしてESGと呼ばれるようになり、地球にとり存在価値のある存在意義をまとめておく必要が出てきたということだろうが、ミッションであれ、社是であれ、人新世に適応したものにする必要性が出てきたのだろう。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。