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『ハーフ』 MIXルーツの誰もが「International Cooperate」の天性の才がある(環境研究)

 このドキュメンタリー映画で知ったことが、日本人が使う「ハーフ」という言葉は、犬のブリード種からできた言葉だということ。つまり、純系のブリード種、純系2種類間の雑種はハーフブリード種、ハーフブリード同士の雑種はクオーターブリード種。

 ひどい話だが、「ハーフ」という日本語がどうやってできたかを知ることで、日本人の外国人に対する感覚を理解できる。当然、海外にハーフという言葉は存在しない。この映画ではMIXルーツという言葉が盛んに使われていたが、その方がより的確だろう。

 印象に残ったのは、以下の活動をしているデイビットさん。

 デイビッド は、ガーナの小さな村で、ガーナ人の母親と日本人の父親の間に生れました。ガーナで6年過ごした後、東京へ移りましたが、両親は日本の新しい生活に慣れず、デイビッドが10歳の時に別れました。その後、デイビッドは8年間、二人の兄弟と一緒に養護施設で育ちました。デイビッドは20代になって間もなく、初めてガーナに戻りました。そこで発見したのはあまりにも異なる2つの祖国でした。日本で育った事を幸運と思いました。今、彼はガーナに学校を建てる資金を集めるための活動をしています。

 それは何故か。私がイスラエルと仕事をしているとき、彼らの文化を知るために旧約聖書を読み、タルムードを学び、模索し、両方の文化を知らないと中間に立てなかったから。
 欧米では、異なる文化の中間に建てるというスキルは経歴としては最高に評価される。

「経歴書に書く最高のスキルが、International Cooperateの経験」

 ディビットさんの持って生まれたスキルは、ガーナと日本の間に立ち有効なり、ビジネスなり、親善なり、GAPを埋めることができるのである。
 したがって、MIXルーツの人のすべてがその素質があり、そのことをひとりひとりが自覚したならば、いろんなことが実現できるという可能性を感じた映画だった。

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Creative Organized Technology 研究会(創造性組織工学研究会)
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。