『アクイハイヤーとデウシルメ』(他社の歴史、世界の歴史)
異なる2つの「事柄」を結び付けることで、本質が明らかになることがある。オスマン帝国発展のノウハウであったデウシルメという人材登用システムとGoogleにおいて実施されている買収による人材獲得システムを結び付けて考えてみる。
これにより、日本のグローバル企業の課題をブレイクスルーする手段のひとつになるのではないか、という私なりの仮説をまとめてみたい。
オスマン帝国の歴史を日本の歴史にあてはめると、鎌倉時代から大正時代に相当(鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代、明治時代、大正時代)するもので、600年にも及ぶ。(13世紀末ー1922年滅亡)
人類の歴史上オスマン帝国が長期に支配領域(キリスト教徒―ギリシア正教、アルメニア教会派やユダヤ教徒などの非ムスリムと共存しつつ)を拡大し、継続できたノウハウはどこにあるのだろうか、またそれは、日本のグローバル企業の経営に役立つのだろうか。
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Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。