『地中海と死海をつなぐエゼキエルプロジェク』(目標設定)
旧約聖書の三大預言書のひとつにエゼキエル書(2500年前)があるが、以下はその47章の日本語訳になる。
「汚れた海」が死海で、そこに水が流れ込み、流れる川には魚が住めるようになると、解釈される一節がある。先週の木曜日にアラビア語の勉強仲間とタイ料理を食べた際に思い出したことだが、この一節をプロジェクトにしたいと考えている人たちがいる。Ezekiel's Water Projectとサイトまでオープンにしてあり、各エキスパートがチームを作っている。エゼキエル書にあるように魚もいる。
Ezekiel's Water Projectは地中海から死海へパイプラインを引き、直下型のトンネルで400mの落差から電気を作り、海水を淡水に変え、残った高濃度な海水を死海に流し込むという環境プロジェクトだ。通称、「Med-Dead」と呼ばれている。
もうひとつ、アカバ湾から死海にヨルダン領で200km程度のパイプラインを引き、電力や、淡水を作り上げるプロジェクトは、「Red-Dead」と呼ばれている。
死海の環境保全を行い、淡水を得るプロジェクトは、これらはすでにエゼキエル書に預言されていたという訳だ。それがどのルートとは書いてないが、イスラエルの人たちは「Med-Dead」をプロジェクト化したいと考えるのだろう。
果たして、ジェリコの農業プロジェクトなども含めて、どのようになって行くのだろう。 Ezekiel's Water ProjectのWebの写真はマサダの要塞から死海を眺めたものだろうが、ヨルダン側から死海を見ても、水位が下がり、そのうち死海が干上がる(2050年までに干上がると予測されている)のではないだろうか。
日本人には遠い離れた場所での話なのだろうが。
いいなと思ったら応援しよう!
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。