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アサギマダラ、旅をする
昨日10/5は本当に楽しい一日だった。
旅をする蝶、アサギマダラの話を友人から聞いたのは3日前。
「いま三田あたりで、そろそろ摩耶山の天上寺に移動するらしいのよ」
私たち三人は丹波の黒井城の山頂でお弁当を広げながら、日々の雑談やアサギマダラのことを話していた。澄んだ青空の下、風の通る秋らしい日のことだ。
その中の一人が、数日後にアサギマダラを追いかけて摩耶山に登ると言う。
帰宅してアサギマダラのことをネットで調べてみたら、なんと!台湾まで旅をすると言うではないか。そんな蝶を一目見てみたいと欲が強く出て、黒井城にハイキングに行った、もう一人の友人に声をかけ、さっそく私たちも会いに行く段取りをしたのだ。
当日、私たちは諸事情もあってハイキングではなく車で天上寺まで行くことになったのだけれど、着いてみてビックリ。すでに蝶々たちは静かに乱舞していて、自分が思っていたより大きめの蝶だった事や、アサギマダラが人間を恐れていないので、どんなに近くで観察しても逃げていかない事に驚かされた。蝶の観察なんて初めてだったから、予想外の出来事に嬉しさは倍増した。
そして抱いた感情は、とっても可愛い〜♡
思わず、隣で大きな望遠レンズを構えていた、どちらかのお父さんに
「この蝶たち、ずっと旅してるなんて信じられませんね。」
と話しかけていた。
「羽を広げたところを撮るんだよ。中には文字が書かれている蝶々がいる、観測地点などの情報を書き入れてはるんや」
と教えてくれた。
天上寺には既に何人かのカメラマンさんたちがいて、カシャカシャと小気味の良いシャッター音が響いていた。みんな黙々と蝶に向き合っていた。私たちもベントポジションを求めてあちこち歩き回り、静かに観察した。庭園にはさらに人も集まりだしてきた。それでも広い庭にみんな小声で静かに観察していたから、窮屈さは感じられなかった。見ず知らずの人たちとおしゃべりするのも楽しかった。帽子の飾りに自ら手彫りで彫ったアサギマダラのブローチを付けられていたご婦人や、文字入りの蝶を指さして教えてくれたお姉さんや、細菌の研究をしている大学生たち、いろんな会話が生まれた。
数分もいれば、このアサギマダラを見る企画も終了すると思っていたが、去り難く、心ゆくまで愉しんだ。
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ありがとうアサギマダラ。
頑張ってね。
来年また会いたいな。
次は武庫川の河川敷に行くらしいよ。
しばらく、関西の人たちは楽しめるね。
おまけの写真
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