アイドル最年長から学ぶメンタルの保ち方。

柏木由紀さんがAKB48を卒業した時に最後センターで締めくくった「カラコンウィンク」という曲を今でも聞いています。

PVを初めて見た時、あまりのゆきりんの可愛さに「はうッ…！」と手で口をおさえたほど。

何故か昔から歌って踊っているかわいい女の子が大好きで、AKBグループやモー娘。やK-POPアイドルなどは基本的に通ってきてます。

不思議なんですが、男性アイドルではなく女性アイドルにすごく元気をもらえるんですよね。

そんな中でも特に思い入れがあるのはゆきりんで、卒業を発表された時はなんとも言えない気持ちになったのでした。

ゆきりんは声や歌やダンスも本当に「The アイドル！」という感じがして大好きなのですが、特に好きだったのは性格でした。

明るくて、ポジティブで、どんな時でも前向き。

自分と真逆なものに惹かれるとはよく言ったもので、自分もこうなれたらいいなと憧れの存在だったのかもしれません。

アイドルという若い女の子が重宝される場所で、30歳を越えても現役だったのは本当にすごいこと。

私はすぐ人と比べて落ち込んでしまうので、そんな生まれたての若い子たちと可愛い合戦をする場所にいたらえびせんレベルにぺしゃんこになっていたことでしょう。

卒業を発表した時も「自分にとってアイドルは仕事ではなく趣味」と断言していて、十数年もまっとうした先に「これは趣味」と言ってしまえる強さも、その中に潜むプロ意識も垣間見えて、改めてすごい人だなぁと思ったのです。

ゆきりんは昔から憧れの人なのですが、推し活友達に「いのちゃんはゆきりんに似てきたよね」と言われたんです。

くれぐれも言っておきますが顔じゃないですよ。

私の顔は岡目八目なのでゆきりんとは似ても似つかないのですが、考え方や醸し出す雰囲気が似てきたと言われたのです。

そんな恐れ多い…！と言いながらもまんざらではない私。（なんやねん）

でも確かに私はここ数年でメンタルの浮き沈みがほとんどなくなりました。

もちろん今も日常で問題はありますし、悩みもたくさんある。

この間は夫と揉めてギャン泣きしていたばかり。

ただ昔のように眠れない夜を過ごすことも次の日に悩みを持ち越すこともほとんどなくなりました。

なんでだろうかと考えてみたのですが…

ずっと短所だと感じていた「周りの影響受けやすい」ということを、長所に変えてみようと思ったことが前にあったんです。

影響を受けやすいなら、ポジティブな考えや気持ちに触れてみよう。
本を読み、動画を見て、ラジオを聞く。
マイナスな影響を受けやすい人間関係も、ちゃんと整理する。

昔読んだけんすうさんの「物語思考」も参考にしながら、問題に直面した時にこの人だったらどんな考えになるかな、どんな行動をとるかなと考えてみる。

そしたら落ち込んでいる自分を責めるのではなく、「よく頑張ってるね」ときちんと労うように。

自分が満たされることはなんなのか考えて行動していくと、人間関係も思考もスッキリして自分にとって心地よい環境になった気がします。

先日の配信で20代の女の子が「40歳くらいにはもう生きていたくない」と言っていたんです。

それを聞いた時に、確かに私も20代の頃は生きづらくてうまく呼吸ができなくてずっと苦しかったのを思い出しました。

辛いよね、本当に。とってもわかる。

私は30代前半～半ばくらいが一番きつかったので、「え…待ってくれよ、こんなに辛いまま人生って続いていくのかよ…」と絶望していました。笑

40歳というとまさに私がもうすぐその年齢ですが、今はようやく息継ぎも覚えて、休むことの大切さを知り、人生を楽しめる余裕が生まれてきたような気がします。

「いの姉が楽しそうに暮らしているなら40代も捨てたもんじゃないのかも」と思ってもらえたらいいなって、生きづらさを感じてる女の子たちにエールを送れたらいいなって、最近の私はそう思うようになりました。

自分もしんどかったからこそ言えることがあると信じて。

最終的には「行動が人を変える」と思っているので、スピリチュアルみたいに優しい言葉ばかりは言えませんが、でもみんなで「あー！楽しかった！」と終われるように。

声でも文章でも、それが今の私が発信を続けていきたい理由です。