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育児をしながらデザイナーとしてサステナブルに働くことについて

こんにちは。HRBrainでプロダクトデザイナーをしています いのみです!
HRBrainは2021年の夏にjoinし、プロダクトデザイナーとして働きつつ4歳児
息子の育児中です。
今回は改めてデザイナーの業務と、育児と向き合っている中で、
日々考えていることについて振り返ってみようと思います!😀

HRBrainにご興味がある方以外にも、育児や出産と同時期にキャリアチェンジを考えている方にも読んでもらえたら嬉しいです!


はじめに

前職在職中の2019年冬に出産し、早生まれのため0歳の保活では入らずに1年ちょっと育休を取得し復帰しました。
復帰しつつも、今後デザイナーとしてキャリアをどう進めていくかは育休中ずっと悩んでいました。
というのも前職はゲーム会社で働いていて、1つの作品に携わるリードタイムがどうしても長くなってしまう傾向にあるため、
これからも育児をしつつ、デザイナーとしての成長を両立するためには
今後どう働いていきたいか、デザイナーとして成長するために領域を広げてどう経験を積んでいくか?を大事にする必要があると考えました。

ただ、まだ子どもも当時1歳になるかならないかくらいだったため

  • 扱ったことがないドメイン領域に飛び込んだとして育児との両立が可能なのか?

  • そもそも転職活動が可能か?

は、活動中の悩みの種でした。(デザイナーはポートフォリオ等の準備もありますしね。。。!)
それについては子供を寝かしつけてから選考に関連する本を読んだり課題がある場合はそれに手をつけたりをしていました。

転職を考えるにあたって大切にしたこと

活動を始めるまでに判断に迷ったらこれを判断軸にしよう、と決めたことがありました。それは

  • 社会課題解決に貢献できるか

  • 自分自身がワクワクする未来を想像できるか

  • 周りに育児中の社員がいるかどうか

  • リモートワーク制度があるかどうか

でした。リモートワークについては保育園への送り迎えの時間を考えると
あったらありがたい、という温度感で考えました。
(ただ当時はコロナ禍ということもありリモートワークがないところの方が少なかった)
それと同じくらいの温度感で、周りに育児中のメンバーがいるということも「何かあった時に相談できるメンバーがいる」という安心感がサステナブルに働けることにつながると考えました。
特に社会課題解決に貢献できる&自分がワクワクできる環境に身を置くのは
仕事と育児を両立する上ですごく重視したポイントでした。
そこは、事前情報で育児真っ最中のパパママが活躍しており、転職に際しては特に心配はありませんでした。

業務と育児との両立について

業務と育児との両立してみての苦労で何を感じ、どうアクションしていったか?

子供を育児している間はどうしても子供のコンディションに影響されることがどうしても発生します。例えば

  • ①小さいうちは保育園ですぐ風邪をもらってきて休みがちになる

  • ②保育園に行きたがらない(休み明けは特に)

  • ③自分の学習の時間をガッツリ取ることが難しくなる

それの影響で、業務としてこういう状況にどうしてもなりがちです。

  • ①子の通院・自宅で看るor自分も風邪をもらいダウンするため業務の進み具合に影響が出てしまう

  • ②始業時間に遅れてしまう

  • ③業務に必要なキャッチアップが不十分になる

まず、①②については子の看護休暇制度を使って病院に行ったり、
リモート稼働で子供を看ながら(休んだら急に元気になったりすることもあ
ったりしますが…😆)対応することができています。
③については子供が寝た後に少しずつ読書や調べ物の時間に当てることで
時間を確保しています。

とはいえ全てがスムーズに行くわけではありません・・・。
日常的に良いサプライズも起こってほしくないサプライズも起きるのが育児ですね。
そうなったとき、育児と業務の両立で困ったことや、それをどう解決していっているかを個人的な見解も含まれますが書いてみます。

まず育児観点の業務との両立で困ったことですが、

  • ①リモート中だとしても子供が会議に乱入するため会話に集中できなくなってしまう(子供の声って脳にダイレクトに入ってきますよね。。。)

  • ②ガッツリ進めたいタスクがあってもお迎えで中断することがある

など、やりたいことに集中できなくなるタイミングがありますね。
ただどちらも社内に関してはありがたいことに事情を理解してくれるメンバーが多く、
そのようなタイミングに当たっても寛容に受け入れてくれますし、
育児中はお迎え等で夕方に業務が一旦ストップしてしまうので、mtgは日中で調整をさせてもらい、
それ以外の手を動かす業務については限られた時間内でとにかくインプット量を増やすことに注力するようにしていました。

例えば、夜の時間帯は子供のお風呂や遊ぶ時間があり稼働が難しい時もあるため、
デザインの成果物は60~70%のクオリティだとしても
まずはslackでチームメンバーに共有し、
「今こんな感じで考えているんですけどどうでしょう?」と投げかけることで早い段階で共通認識をとるようにし、
ディティールについては別途時間をとって詰めるようにしています。

UIデザインに関しては遷移の説明のために動画を撮影しておき、
認識のズレを少なくできるようなアクションをとるようにしています。
(偉そうに書いてますがそれが出来ないことも往々にしてあります。。。!)

逆に業務観点で育児との両立で困ったことは特段なく、
joinしてからは、1on1時にSaaS開発が初めてであること、
既存プロダクトの機能開発に携わりたいことを伝えていたので、
最初は営業資料やカスタマーサクセスの提案資料の作成を経ながら
顧客業務理解やプロダクトが抱えている課題をまず知るところから
まず始め、徐々にプロダクトチームに入っていきました。

デザインの業務もそれまではスマホアプリのUIがメイン業務で
ブラウザのUIもほぼほぼ初めてだったため、
最初はプロダクトのfigmaを見てどんな構成で作られているかを見たり、
他のメンバーのデザインディスカッションでリスナーとして入らせてもらいました。
(これはどんなお客様の業務があり、だからこのデザインが適切であるというデザインの選定の参考になるため、めちゃくちゃオススメでした!)

不明な点は開発メンバーやカスタマーサクセスのメンバーに聞きに行くようにし、
具体的には、自分は入社してからは人事評価のプロダクトを担当していたので、
お客様が通年でどのタイミングで評価にまつわる何の業務があって、
どの立場のメンバーがその業務に関わり、どれくらいの期間を要して完遂するのか等をヒアリングし、
自分なりにfigjamでまとめてみたり、それをメンバーに見てもらって抜け漏れがないかを確認するようにしていました。

入社半年までは特にドメインのキャッチアップや前職との開発プロセスの違いに慣れることが出来ずもがいた時期はありましたが、
今では上で書いたような細かいアクションの積み重ねもあり、アウトプットも以前と比較して速度が上がったかも、、、と感じています。

想像していたよりも育児中メンバーが多い!

社内の先輩ママ・パパたちがお互いを尊重し合いながら活躍する姿を間近で見ていましたし、(困った時は育児相談にも乗ってもらいつつ😆)
また、最近では世の中的にパパの育休取得が当たり前になってきていて
社内でもパパが何人か育休を取得しています。

また、自分も初めて触れる領域に飛び込みつつ、
細かいリリースをいくつか経験しながらドメイン理解を深められたと思っています。
育児中だと、一人の時と比べがっつり読書タイムを設けることも難しくなってしまいますが、
「今はこれに注力して理解しよう」と区切ることで集中するようにしたり、
弊社の光の戦士こと、あんどうと隔日キャッチアップtimeを設けて同期していくことで自分の理解が正しいか、
きちんと同期できているかどうかを確かめながら進められています。

最後に

育児との両立とキャリアについての悩みは尽きませんが、
自分にとってデザイナーとしてどうありたいか、自分の中でワクワクする方角に向かって経験を積んでいくことを大事にしながら仕事をしていくことに尽きるのかな…という結論に落ち着きました😀
(我が子にとって母が楽しそうに仕事をしていることもきっと刺激になるのかな?と信じて笑)

今はデザイナーに求められることが、自分がデザイナーを目指し始めたころより多くなっていますが、
表層を綺麗に見せることだけではなく、他部門のメンバーだけでなく社外の方々と時に共感し、コミュニケーションをとりながらも、
自分の手で物事を形作ることができる唯一の職業なのではないかな思っています。
活躍できる領域が広がっているからこそどの方角へ自分が行こう?という別の悩みもありますが、
それに対してもワクワクしながら前向きに進んでいけるといいですね🎉

最後までお読みいただきありがとうございました 😊

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