月不見の池 早川neo classic 生酒 発売のご案内
こんにちは。猪又酒造です。
今回はじめてご案内するお酒です。
その名も、月不見の池「早川neo classic(ネオクラシック)」
2019年度に新しくスタートした「地酒」と「業」をテーマにしたラインナップです。
これまで続けてきたお酒造りを「これから」も続けていく為に。地酒として有り続ける為に。
伝統、歴史、磨いてきた技術「classic」、現代の感覚や新しい知識「neo」の邂逅により「neo classic」が誕生します。
少々解説が長くなりますが、お付き合い下さい。
早川 neo classic のコンセプト
◆全量地元早川谷産の酒米、中硬水のみを使用
土地や風土(糸魚川市早川地区)は究極のオンリーワンだと思っています。また、その土地の水と空気で育てられたお米も同様です。
半世紀にわたって拘り続けてきた「酒米」のみを使用したその土地の味(酒)をこれからも守り続けていきます。そして農地、農家との共存共栄を目指します。仕込み水は名勝:月不見の池と水系を同じくする早川谷の中硬水のみを使用しています。
◆ビンテージを表示
月日、移りゆく四季の様に一年間を通してお酒の変化も含めて楽しんで頂けるお酒です。落ち着かせるほどにポテンシャルが更に感じられます。
新酒のフレュシュでみずみずしい美味しさ、熟成するほどに円やかになる滋味深い美味しさ、その両面が楽しめるお酒になっています。
◆特定名称、精米歩合を表示していません
枠にとらわれない新しい価値観をお伝えしていきたいと考えております。感じたままにお楽しみ下さい。
◆全量瓶囲いで貯蔵
新酒をタンクに貯蔵せず、直ちに瓶詰め・瓶火入れをします。過保護にしない貯蔵温度(15度程度)で貯蔵熟成し、その月、その時の熟度で出荷します。※生酒はマイナスで低温貯蔵しています。
◆「こういう酒が良い」を表現
トレンドを追い続ける酒造りではなく、私たちが思う「旨い」、「良い」、「安心」のお酒を表現します。鑑評会やコンクールの賞を意識したお酒よりも、かけがえのない一杯になりたいと思っています。
地酒という言葉や概念が形骸化した現代。表面的な価値ではなく、中身のある価値をつくること。「業」を磨き続けながら「地酒」を追究していきます。
ネーミング
この土地でお酒をつくる者として、この土地、地域の名前(早川)を一番に名付けました。
ラベルイメージ
伝統的な筆文字に現代的なエッセンスを加えた新しい月不見の池の書
体です。
瓶の内側(味わい)と外側のイメージがひとつになるようなデザインを意識しました。
デザイン性の強いものではなく、この先何十年と経過しても古くならない、普遍的に変わらない「良いもの」を表現しました。
2024年のneo classic は新酒生酒からスタートです!発売中です!
●内容量 1800ml&720ml
●小売価格 3,240円&1,700円(税抜)
●原材料 越淡麗、五百万石(糸魚川市早川谷産)
●酵母 きょうかい1401、新潟TR8
●アルコール分 16度
●日本酒度 +2
●酸度 1.7
●アミノ酸度 1.0
●ろ過 無し(無濾過)
若いメロンやラムネの様な香り、優しい口当たりと旨味を絶妙な酸が整えています。前半はやや甘さも感じますが、後半はキリッと辛口の印象で、すっきり飲みやすいお酒に仕上がりました。
まだ少しだけ肌寒い初春の様な落ち着き、爽やかさが感じられる酒質です。
来月には火入れバージョン(通年商品)をリリースします!
こちらもお楽しみにお待ちいただけたら幸いです。