(ヘーゲルの大いなる)体系は、ひとりでコペンハーゲンを回るのに、コペンハーゲンが針の頭ほどの大きさでしか載っていないデンマークの地図を持ち歩くようなものだというのがキルケゴールの論法だった。一人の悲惨に直面すると、道理はしばしば黙り込まざるをえないのだ

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