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マスク解禁から学ぶこと 69

マスクが解禁になりましたね。
噂ではG7があるので、世界の中でも日本だけがマスクをしていることが恥ずかしいと考えて解禁になったとかならないとか…
で、世間はどうかと言えば結局何も変わらないような感じですね。
マスクを外して入れない店があるし、マスクしていないとジロジロみられ困惑しています(-_-;)

国が示した対策は外部要因ばかりを問題にして、内部要因は置き去りになっていたように感じます。
人は自然免疫によってウィルスの増殖を防いでいますが、マスクによって免疫力が落ちたことは間違いないでしょう。

病気とは、治癒力のある人は養生すれば自然に治りますが、治癒力がない人は病院の治療を受けても死亡します。

スーパーやコンビニに行けば砂糖・チョコレート・酒・タバコが、開店前から並ぶパチンコ店など、日常意識のマインドはありとあらゆる物質的快楽を求めています。これら刹那的な享楽は、永遠のものではないので夢中になっても必ず一時的なものに終わります。また、偽りのこれらの欲求はいくら得ても本当の満足は得られないのです。

以前もnoteで書きましたが、砂糖の恐ろしさをどれくらい自覚しているでしょうか?
砂糖を多量摂取するラットの脳内ではコカイン・モルヒネ・ニコチンなどの麻薬を摂取した時と似た変化が起こります。
砂糖の多量摂取を習慣づけたラットに一定期間砂糖を絶ってから再開すると摂取量は今までになく多量になるそうです。
空腹なラットが砂糖を摂取すると、ドーパミンが放出されます。
このドーパミンによる快感を求める欲求が強くなり砂糖への依存が生じるのです。

快感と関係している神経はA10(エーテン)神経と呼ばれます。
A10神経は、本能と関係がある視床下部から情動を生み出す大脳辺縁系の左右側頭部を通って、人間の思考作用を司どる前頭連野に達します。
このA10神経の情報伝達物質はドーパミンと呼ばれます。
人体には、一定の環境を保つ為のバランスを回復させるシステムが備わってますが、A10神経には過剰な働きを抑えるシステムが存在しないことが1981年に発見されました。つまり、A10神経は暴走しやすいのです。

これが、砂糖は麻薬と言われるところ。

そして、砂糖がもたらす害に白血球の食菌作用の低下があります。
正常な白血球が食べる細菌の数は14個ですが、砂糖の摂取量が増えるに従って白血球の食菌作用の能力がどんどん低下してついに1個まで低下します。

マクロビオティック の元祖 桜沢は砂糖のことを次の様に語っています。

『砂糖を毎日過食すると手足が冷え 次は近眼、乱視が そして心臓、胃腸,  
 肺が弱くなる。ついには腎臓病や肝臓炎を起こす様になる。』
『婦人においては子宮、卵巣を冷やす事になるから 性行為を好まぬ様にな
 り、男嫌いになり、ついには夫に性的満足を与えることが出来なくなるか
 ら、当然男が離れて行く様になる。』
『砂糖好きな婦人の人相には 離婚の相、後家相がでる。』
『砂糖により神経質になり、物忘れをし たえず取り越し苦労と不平が口を
 ついで 耐えることがなく、人々を不快にさせる。』
『砂糖の為に不幸のドン底に陥っていく人は数知れない。』
『砂糖は阿片よりも致命的で放射能の死の灰よりも危険な毒だ。』

砂糖が普及したのは大航海時代に始まった16世紀以降のこと。
砂糖は
・大量に摂取する様になった16世紀以降爆発的に虫歯が増えた
・十字軍遠征時代のヨーロッパで砂糖は最初、貴重な薬品だった
・ポルトガルやスペインは奴隷貿易で黒人を労働力に、砂糖栽培を新大陸でおこなった
・ヨーロッパで砂糖貿易は高利益のあがる商売になった
・スペイン、ポルトガルを駆逐したイギリスは、全世界の砂糖産業の中心となった
・イギリスの砂糖消費量が爆発的に増加して1600万ポンドを超えた1662年の3年後、ロンドンで3万人以上の死者を出したペストが猛威を振るった

世界の狩猟採集民の虫歯率は、0から2%前後といわれています。
人に虫歯が出てくるのは狩猟採集から農業に移り変わってからなのです。
人間が砂糖をあたえた動物も虫歯になります。
砂糖の消費量と近視児童の率も一致します。

1930年以前のアフリカには盲腸炎・便秘・痔・大腸ガン・肥満・心臓病・痛風・脳卒中・糖尿病・高血圧症・乳ガンがなかったとアフリカの医学辞典を編集したトロウエル博士は証言しています。
これらの病気はイギリス人と同じ食事をすると現れるので、西洋文明病といいました。

砂糖にはざらめ糖の仲間のグラニュー糖、白ざら糖、中ざら糖とくるま糖の仲間の上白糖、中白糖、三温糖などの種類があります。いずれも大量に摂取し続けると問題が発生します。

消化吸収された食べ物は血液中の血糖になって血液中に出てきますが、血糖が上昇するのを防いでいるのがインスリン。
砂糖のように吸収が早すぎると血糖のバランスが崩れて、血糖レベルの乱高下が起きてしまいます。
砂糖を大量摂取していると膵臓は疲弊して、インスリン産生力が徐々に低下し低血糖症になりついに糖尿病が発病。

特に白砂糖は多くのカルシウム等のミネラルやビタミンB群を使ってブドウ糖になるので、体内から貴重なミネラル・ビタミンが消耗。

多量に砂糖を摂取していると脳のホルモンバランスも狂わしてしまいます。

血糖バランスの乱れは登校拒否、家庭・校内暴力からさらに成人の衝動的犯罪まで引き起こす新型の文明病とまで言われています。

『孤立した地域に住む先住民が先祖から受け継いだ伝統的食習慣を守っている間は虫歯もなく五体健全だが、ひとたび白人文化に接して食習慣が変化すると虫歯が増加し身体の退化現象をもたらし猫背になる。』

ウェストン・A・プライスは「食生活と身体の退化」

砂糖の害を述べると反感する人がいます。
「この短かい人生に好きな甘いものもよう食べんと、一生過ごすなんて一体どこに楽しみがあるんだ。そんなにまでして長生きしだいと思わんな。なんといったって、この世は楽しく生きてゆかなくてはね」
この人達と同じようなことを言って反対する人はこれらも出て来るでしょう。しかし、毎日の診療にみる大勢のみじめな患者さんの姿をよくみてください。毎日泣きながら
「自分は何故このように不幸な身にあわくてはならないのか」
「いっそのこと、もうひと思いに死んでしまおうか」
人生のどん底に陥った時、はじめて人間は自分を反省し己れの悪業に気付くのです。
病気になって苦しむまでは傲慢になって悪行に気がつきません。
このような人々はひとたび惨めな境遇に陥ると
「どんなつらいことでも実行するから、何としてもこの窮境を救ってほしい」
と嘆願するのです。
その惨めな姿を見るに忍びないので多少とも生活に気を配って欲しいのです。

(白砂糖の害は恐ろしい/甲田光雄)より



【砂糖の量】
ポカリスウェット 500ml  33g
コカコーラ500ml       57g
午後の紅茶500ml       39g
オロナミンC120ml     18g
エナジードリンク470ml  52g
缶コーヒー            12g
濃縮還元オレンジジュース200ml 20g
シュークリーム1個    10g
ショートケーキ       30g
プリン          15g
大福                12g
あんぱん           23g
アイスクリーム       20g
30gのチョコレート      12g
甘納豆          50g
ドーナツ100g   15g~30g

生産者が見える安心な食材を使い
玄米と雑穀とみそ汁を食べ
発酵食品をとり
身体をよく動かし血行を良くして
体温を上げましょう。
よく笑うと脳の血流が良くなります。
愛は免疫力を強くします。

健康で長生きの人々が暮らす地域は家族や友人のつながりが強く、困っている人がいれば無償で助け合う相互扶助の精神が強いです。
将来の不安と孤独は免疫力の低下を招き、人々が助け合う共同体は治癒力が強くなります。

健康な暮らし方を、今一度それぞれ考える時ではないでしょうか?
マスク解禁といわれても、人の目が気になって思考停止でマスクをつけている人。
どれだけ免疫力を自分で落としてきたのかに気づいて下さい。

しっかり呼吸をすること
そしてしっかり咀嚼をして食べて排泄すること
真水をしっかりとること
最後はしっかり眠ること

健康のために何をしますか?

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