「ずらかるぞ!」

噂の幽霊船に恐れをなし、逃げる海賊ども。
みるみる小さくなる私掠船から、火を吹く人影が飛び出た。

「シャルロッテ、帰るぞ!」
「げげ、クワンダしゃん」

たぶん、保護者なのだろう。密航してまで追ってきた。

「とりあえず、ボクの船で話さない?」
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夢を渡る小説家イーノ
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