【PBW】困ったお客さんの扱い方
だいたいあってる?上のイラスト
困ったお客さんの扱い方、だいたい分かります!私自身が昔そうでした。今もそうかもしれませんね、ふふっ。
困ったお客さんの振る舞いには、事業を成長させるヒントがあったはずです。それから逃げ続けて20年、同じステージで立ち往生でしょうか?
PBWだけでも、もう20年。前身のPBMから数えると人生の半分以上、このニッチなオタクの世界に浸かってきました。我ながら恐ろしい。だったら、この知識を武器にライターとして身を立てていこうと思います。
この業界、圧倒的に発信力が足りません。だから、ユーザーに誤解ばかりさせてしまうのです。クレーマーは、運営の身から出たサビ。
R-18絵が欲しかったらSkebへどうぞ!
一番良く見かける「困ったお客さん」には、ほぼ完璧な対処法が現れました。便利な世の中になったものですね!
PBW系の絵師様で、Skebのリクエストを受け付けている方もたくさんいます。探す手間を惜しまなければ、きっと好みの人を見つけられるでしょう。
よかったですね!
Skebのすごいところは、PBW系のイラストオーダーサービスから余計な設定縛りをなくしてR-18に対応して「イラストだけ」に特化してあっという間にPBWよりメジャーになって。大手出版社の後ろ盾まで得たことです。
「何をやるか」より「何をやらないか」が明暗を分けた好例でしょう。
PBW運営各社は何やってたんでしょうね!メンツ丸潰れでしょう、後発にさっさと追い抜かれて。ただし、PBWのイラストオーダーサービスが便利なとこもあります。
Skebは割り勘に対応してないし、小説だけで活動したい人も「モザイクのかけ方」の質問に答えないとクリエイター登録できないとか、謎の不便さがあるので私は停滞中です。たぶん今後も登録しないかも。
そもそもPBWとは趣旨の違うサービスだし、これ以上の改善には期待できないでしょう。見るだけならいいけど、頼むのはハードル高めです。価格帯も高めですし。
PBW系イラストオーダーサービスの利点は「商品区分による描き手の負担軽減」と「低価格化」でしょうね!ここは優秀、伊達に20年やってません。
私は元「困ったお客さん」出身ですし、PBWを「毒親呼ばわり」するアンチ寄りの人間ですが、PBWの優れた部分については是是非非で論じていける唯一の書き手だと自負しております。
オリジナルのスキルやアイテムが欲しい!
これも、ほぼ解決済みです!トミーウォーカーを筆頭に、運営各社がそれなりの形で対応するようになりました。イラストと合わせて、結構売り上げに貢献してるんじゃないでしょうか?
オリジナルアイテムやスキルに、さらにイラストも付けられます。
キャラ個人の物語にもっと焦点を当てて!
これは、ある意味当然の要求です。日本でRPGといえば、普通そうです。個人の物語を無視して「世界を救う使命」ばかり強調するPBWの方が、異端の存在でしょう。うちの子は兵士じゃないんだから。
そしてまだ、達成されていない難題です。むしろ現在進行形で、火の手が上がっているのではないでしょうか?
この領域に中途半端な覚悟で踏み込んで炎上したのが「宿敵イラスト」。この商品に望まれた内容は、おそらく…だいたいこんなものでしょうか?
・「うちの子」の宿敵を、メインストーリーに登場させられる。
・うちの子と宿敵の対立は「他のキャラを差し置いて、濃密に描かれる」。
しかし、実際の扱いは以下の通り。これでは炎上しない方が変でしょう。
・プレイヤーの頼んだイラストを、ゲーム内の敵として「出すだけ」。宿敵申請時の設定がそのまま通ることはまずなく、たいてい大幅変更される。
・宿敵=長年に渡って対立するライバルのはずなのに、たった一度の登場で出番が終わりの「宿敵」が多かった。
・宿敵が、全く無関係の他人に倒されることがあった。
これは明らかに、景品表示法が禁じている「優良誤認」にあたります。
「宿敵」というネーミングが、商品の実態に反して「それ以上」を期待させるものになってしまっていますね。これは悪意があってそうした訳でなく「きちんと弁護士に相談しなかった」のが原因かもしれません。あるいは、単に勉強不足かと。
なお、故意に偽って表示する場合だけでなく、誤って表示してしまった場合であっても、優良誤認表示に該当する場合は、景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。(消費者庁HPより引用)
トミーウォーカーの場合、こちらのパターンでしょう。そもそも、PBWがニッチなマイナージャンルで、詳しい弁護士さんもお役人もいないので問題が野放しになってる状態です。この問題について紹介しているライターも、私ひとりだけ。
宿敵イラストだけは、ホントにオススメしません。「敵キャライラスト」にでも改名された方が、無難かと思われます。コミッションイラストはすぐ「その他イラスト」に改名したくせに。
真の宿敵システムを実現しようと思ったら
既存の商業PBWを根本から、ゼロから考え直す必要がありますね。個人の物語を描くには、あまりにも向かない仕組みですので。
これは、今までの「業界の常識」に縛られてる人に期待するのはあまりにヒドイ!そう呼べるレベルのものです。
老舗のトミーウォーカーだけでなく、先日創業1周年を迎えたPBW界の新星アルパカコネクトさんも、自作イラストが使えるブラウザゲームで独自路線のサクセスさんも、全てが平等に期待できません。ぜんぶ的外れ。
ところが、20年間プレイヤーの立場にいた私からすれば、いともたやすいこと。身近なお手本があったのです。
サガフロンティア風のオムニバスRPGでいいじゃん
・主人公を7人の中から選ぶRPGだよ(リマスター版では8人目も)
・冒険の舞台はだいたい共通で、一部は特定キャラ専用だよ
・主人公に選ばなかったキャラは、仲間として登場(一部は主人公専用)
・各キャラ共通のイベントと、個別のイベントがあるよ
・各主人公は個別にオープニングがあり、ラスボスも個別にいるよ
この構造をPBWにそのまま適用すれば、個人の物語をきちんと扱えるPBWのできあがり。少人数制の高価格路線(分割払い可)にして、細かい部分はなんとでもなるはずだ!
最初は従来型PBWの片隅で、こだわりの強い人向けの試験的新商品としてテストを繰り返してブラッシュアップするのが無難でしょうね。この件は、後で別に記事を書きます。
サガフロ、いまならリマスター版で遊べますね。途中で止まってしまってますが、私も「エミリア編のヒューズ視点追加シナリオ」まで遊びました。
うちの子と宿敵の対立を、他のキャラを差し置いて濃密に描く。これやるなら、完全にフツーのバトル漫画の文法を使えばいい。テーブルトークRPGをMMO化したようなPBWでは、最初から無理だったのです。
悩めるトミーウォーカーの明日は?
トミーウォーカーの最新PBW、TW7チェインパラドクスは。今までシリーズの顔役だったうえむら氏が初めてノータッチで、これまで影に隠れていた一本三三七氏と真壁真人氏だけが表に出てる中核メンバーという異例の事態で始まりました。この認識であってますよね?
おそらく、宿敵イラストの扱いを巡って社内でも相当もめたのではと勝手に想像します。あくまで私の個人的妄想ですが。
一本さんと真壁さん、お二人の一番の悩みは。いままではうえむらさんが担っていたポジションまで自分でやらざるを得なくなったことでしょうか?圧倒的に口下手、かつ広報担当無しの会社って相当無理ゲーでしょうね…。
でもこれからは、うえむらさんの役目を私が勝手にやっちゃいます。動画編集はできないので、note記事というカタチで。
宿敵同士の意外な共闘ってのも、面白そうじゃありませんか!
余談ですが
ドラクエウォークやってて良かったのは、ゲーム実況系の動画配信者さんについて知る機会を得られたことと。配信者さんがまるでロビイストの如く運営に対して影響力を及ぼしていたこと。そうか、そうやればいいのか。
先日、私の書いた過去記事に意外な反響があって驚きました。これはもしや…?