オンライン取材で話を聞くときは「こじるりのワイプ」だと思って
取材や打合せをZoomで行うことが増えてきました。
だいぶスムーズになったとはいえ、やはりちょっとタイムラグがあるので、最初は話を聞くのもなんか変な感じだったんですが、数をこなすごとに慣れてきました。
慣れてきてわかったコツの一つが「相づちを打たない」こと。
対面で会話していると、相手のしゃべりにあわせて「はい」とか「ほぉ」とか相づちを打ってしまう(特に僕はリアクションが大きくて、録音を聞き返すと「はぁ~!」とか「なるほど~!」とか言ってる。うるさい)
でも、オンライン取材のときに相づちを打つと、ちょっとだけ遅れて相手に届く。相づちを打つタイミングじゃないのに「ほぉ!」とか入っちゃうので、相手のしゃべりを邪魔してしまう。
▲ちょうど今日、吉村智樹さんがつぶやいていて「そうそう!」と思った
で、それがわかってから相づちを打たないように心がけようとしたんですけど、だからと言って無言&無表情で聞くのも気が引けるじゃないですか。
逆に自分が話しているときに相手が無言&無表情だったら「聞いてるのかな?」ってなるだろうと。特にオンライン取材は自宅からやることが多く、自分の家に自分の声しか響いていないので、なおさら「この声、届いてるのかな?」という不安が大きい。
というわけで、(聞こえてます!)(聞いてます!)を伝えるために、大きくうなづいたり、声を出さずに(へぇ~!)みたいな顔をするようにしたんですが……
……気づいちゃったんですよ。
これワイプだ。
バラエティ番組でVTRが流れているとき、片隅の小さな画面のなかで、スタジオの芸能人が無言で大きくうなづいたり、「へぇ~!」みたいな顔している時があるじゃないですか。あれです。あれがワイプです(在宅勤務の方は明日の『ヒルナンデス!』をご覧いただければわかります)
オンライン取材のときも、Zoomで分割された画面のひとつで、僕だけが「へぇ~!」みたいな顔しているときがあるんですよ。
完全にワイプです。ありがとうございました。
* * *
さて、ワイプが達者な芸能人といえば、思い浮かぶのは「こじるり」こと小島瑠璃子だ。
いつカメラで抜かれるかわからないなか、VTRに興味津々な姿勢を崩さないこじるり。小さな画面のなかで、表情豊かにリアクションをするこじるり。美味しそうな料理が出たら口パクで(おいしそう~!)って言っていた、あのこじるり。
無言のコミュニケーションの最高峰がこじるりだとしたら、あの域を目指すべきなのかもしれない。(聞いてます!)というリアクションは悪くないはずだ。
オンライン取材で話を聞くときは「こじるりのワイプ」だと思うようにしよう。
でも口パクで(なるほど~!)って言うのは、まだちょっと抵抗がある。
▲元ネタのツイート