【2023年セミナー】食と農の流通とマーケティング
先日、3日間全6回で開催された、セミナー「食と農の流通とマーケティング」が終了しました!
講師は、毎年お願いしている、和歌山大学の岸上光克先生です。
この講義では食と農の距離が拡大し両者を結びつける流通やマーケティングの役割がますます大きくなっている中、流通の仕組みやマーケティングの基本的な考え方を踏まえて、これからの食と農の流通・マーケティングのあり方について考えていくことを目指しています。
講義は、以下の内容で進められました。
第1,2回( 6/10:流通の役割と仕組みを学ぶ/食品・農産物の流通の仕組み・特徴と 新たな動きを知る)
第3,4回(6/24:マーケティングの基本的な考え方を学ぶ/マーケティングの新たな動きを知る)
第5,6回(7/22:地域・人・モノ・コトを活かした マーケティングを考える ①②)
この講義のタイトルにもある、“流通”や”マーケティング”を学ぶには、その構造や理論をしっかりと把握しておくことが重要となります。
それらの知識を得る時には、どうしても大学の授業のような堅苦しい雰囲気になりそうですが、この講義は岸上先生の軽快なトークと、豊富な実例紹介、和歌山愛に溢れた情熱的な雑談や、岸上先生だから話せる流通業の裏側の話が多数盛り込まれており、非常に面白く何度も教室に笑い声が響きました。
特に毎回の講義で、和歌山県を中心として岸上先生ご自身が関わってこられた多くの事例を紹介してくださり、それらが成功した背後にあるエッセンスを理論とともに語ってくださったおかげで、難しい用語や概念の理解も深まったのではないかと思います。
実例を通じて学ぶことは、抽象的な理論や構造を具体的に捉える助けとなり、非常に分かりやすかったと受講生からの声が多く寄せられました。
講義終了後には、受講生から、「講義内で紹介された事例をもっと詳しく教えてください!」「実際に事例地に行ってみます」といったような前向きなコメントも多く見られました。
そして、なんと、先日行われたスクールの中間発表で、岸上先生からの和歌山県産のみかん&梅ジュースが送られてくるというサプライズが!!!
実は岸上先生は毎年、3日目の最終講義日に、和歌山県の特産品を受講生に持ってきてくれるのが恒例だったのですが、今年はご都合によりそれが叶わず...だったのですが、わざわざ、講義終了から2か月後の中間発表に送ってくださいました。
中間発表終了後の交流会では、いただいたジュースを片手に、岸上先生の講義の思い出話で盛り上がっていました。
これまでの受講生の中には、農産物の生産、加工品開発、販売など、食と農に関わるビジネスを始めた方が多数いらっしゃいます。
本年度の受講生も、きっと同様に食と農に関わるビジネスを検討されている方や、実際に始める方が多くいらっしゃることと思います。
その際は、ぜひこの講義で得た知識を活かし、丹波篠山市の食と農の未来を共に築いていただけることを心より願っています。
セミナー「食と農の流通とマーケティング」の講座ページは下記リンクよりご覧いただけます↓