新しい楽しみ方で魅力発信 / 福井県越前海岸を冒険して(みや)#Season4
こんにちは!みやです!innovationGO Season4、第2回の冒険先は福井県越前海岸。今回のテーマは「日本水仙」です。
U-18は「やってみたいかも?」を見つけるために全5地域を冒険し、未来をつくるアイデアを考えることに挑みます。
このnoteでは、冒険で出会ったひと・もの・ことや、ワークショップでU-18が考えたアイデアを、わたしの気づきとともにご紹介します。
1.どんな地域に行ったのか?
今回訪れたのは福井県越前海岸。
越前海岸の斜面には水仙畑が広がっています。越前海岸は日本水仙の生産地で、作付け面積が日本一なんです。
日本水仙の魅力と品質を、時代にあった楽しみ方として届けたい。そんな想いで活動する地域の方からお話を聞きました!
2.どんな人に出会ったのか?
今回地域を案内してくれるローカル・ナビゲーターは、地域やまちづくりに関わるお仕事をしている合同会社ノカテの髙橋要さん。地域で出会ったプレイヤーは、RIPENの髙野麻美さんです。髙野さんは規格外になってしまう日本水仙をブランド化することに取り組んでいます。
髙野さんはUターンで福井に暮らしています。水仙農家さんから話を聞いたことをきっかけに、海沿いでの水仙栽培について興味を持ったそう。5年後、10年後も続く水仙畑の風景をつくりたいという想いで、日々チャレンジをしています。
越前海岸で栽培される日本水仙は、越前水仙としてブランド化されており、厳しい規格をクリアした越前水仙は華道などで重宝されています。
しかし、規格が厳しい分農家の手間がかかったり、手間がかかるのに低価格で売られることから、水仙畑の継ぎ手が少なくなっていっているという課題があります。そこで髙野さんは現在、今の時代に合わせた新しい水仙の楽しみ方として、水仙をブーケにして販売したりしています。
海を背景に立つ赤い建物が拠点です。ここは、設計事務所でも働いている髙野さんが設計したんだそうです。築100年の民家を改装して、現在は宿泊できるように拠点を整備中。地域の人と話したり、水仙畑を手伝ったりしながら地域との関係性をつくる時間を過ごせる場所になるそうです。
海も山も近いこの地域は、かつて棚田だったところに水仙畑が広がっています。この景観は国の文化的景観に指定されているそうです。冬がシーズンの水仙は、今は球根として地中に眠っており、い夏は青々とした風景が広がっています。青い海を背景に、斜面に咲く水仙畑を想像するだけで、ワクワクします。
現場紹介中には地域の方にも出会いました。髙野さんと髙橋さんが地域の方と話したり、ウニをおすそ分けしてもらう様子を見て、地域の方との温かいつながりにほっこりしました。
規格に縛られない日本水仙の新しい楽しみ方を探究し続けている髙野さんと髙橋さん。これからは、地域に関わってくれる人をもっと増やしていきたいと語ってくれました。
地域や日本水仙を目で見て、身体で体感してもらうことで輪を広げていきたいといいます。そして、一緒に日本水仙を生業として続けていける人を探していきたいそうです。
そのために現在は、拠点を宿泊できる施設にする準備と、インターンの受け入れをやってみたいと教えてくれました。
3.U-18が考えた未来をつくるアイデア!
お二人から伺った地域のことや行っている活動のことを踏まえて、U-18は未来をつくるアイデアを考えるワークショップを行いました。
インタビューを通して、U-18はなににワクワクし、やってみたいかも?と感じたのでしょうか。
今回も2グループに分かれて未来をつくるアイデアを発想しました。アイデア名は「福々福井の白い冬祭り」と「そうだ越前へ行こう~日本の暖かさと自分再発見ツアー~」です。
「水仙の魅力を広い世代に広めたい」、「越前海岸の温かい雰囲気が後世まで伝わってほしい」というそれぞれのつくりたい未来からアイデアを考えました。
わたしは「福々福井の白い冬祭り」のアイデアを考えたチームと一緒にグループワークをしました。このアイデアは、水仙の魅力が広まって広い世代に愛されるという未来をつくるために、冬限定で水仙畑のイルミネーションを行うというものです。
水仙のシーズンである冬に畑全体を使ってイルミネーションをすることで、目で見て楽しく、そして香りも楽しめるアイデアになっています。これを見に全国から観光客が訪れることで水仙の魅力が広まりそうです。
インタビューで知った水仙のシーズンや水仙畑の規模、特徴である香りの良さなどを活かしたアイデアになっていました。
4.わたしが冒険で感じたこと
今回は日本水仙をテーマに福井県越前海岸を冒険しました。
そこには新しい日本水仙の楽しみ方を届けることで、5年後10年後まで続く水仙畑の未来をつくるひとがいました。
今回初めて水仙のお話を聞き、時代にあった水仙の楽しみ方の発信について考えて、色や香り、畑の風景など様々な魅力に気づくことができました。わたしは今回の冒険を通して、冬の水仙畑を見に行きたくなりました。
目で見て香りや風を感じて、越前海岸の日本水仙を五感で楽しんでみたい!もっと日本水仙と越前海岸という地域の魅力を感じたい!そう思える冒険でした。
みや
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