逆さま力を身につける
人の一生は うら と おもて
人の一生は うら と おもて を繰り返しなぞるように進み発達します。自分軸と他者軸、可能性と限界、強みと弱み、愛と恐れ、見えること見えないこと、熟練と初心、様々に葛藤を感じることができます。
ではそのようなそれぞれ立場や見方を両方含んだ上で成長できる人とそうでない人との違いは何でしょうか?
例えば、仕事を成功させたい人にとって、自分軸と他者軸の両方を使える【逆さま力】はかかせないと思います。
仕事を「自分がしたいことだけを自分のしたいようにやればよい」と思考実行している人に価値を循環させることは大変難しいことです。
なぜなら、仕事の本質とは「相手ののぞみを叶えること」by Hiroshi Matsuda だからです。
相手ののぞみを叶える仕事
ぼくは2つの大きな道筋があると思います。
①自分軸を極める=自分の「好き」を突き抜ける。とにかく変態的に、空気を読まずに、深く自分に入る。
②他者軸を極める=「相手の望んでいることは何か」とは考えない。「相手が望んでいる【以上】の本当の価値を届けるにはどうしたらいいか」を来る日も来る日も狂人的に追求する
どちらかをやりきると、止揚し、重力場が大きくシフトするからです。
殆どの人が、①をしきれず恥ずかしがる または ②を苦しがってしない、そして自分軸を追求すること自体を目指して、目的の手段化が起きてしまっている人も多いように見えます。
聴く力
逆さま力に身につけるために欠かせないのは【傾聴力】です。人の話を聞かせていただくそのあり方を身につけることは、人生全体での大きな財産になりえます。
私が尊敬し結果を出し続けるヒーラーさんは、もっとも礼儀正しくもっとも丁寧に言葉を扱う方です。見えることも見えないことも、両方大切にされています。見えない世界も見える世界も、本来分けることのできない一つだからです。
宇宙には「美しい。丁寧に組み立てられいる。」という真実があるだけです。
それを壊そうとするのも、取り戻そうとするのも、人の業。
それを物質(見える世界)においても、非物質(見えない世界)においても、それぞれどちらも含んで追求していくのがビジネス、ではないでしょうか。
そして、社会的な視点で行くと
相手の立場に「立てない(立つことが非常に難しい)」人が発達障害と呼ばれ
相手の立場に「立ちすぎる(立つことを良しとする)」人が健常発達と呼ばれている
人は肉体という物質を持った存在なので、このような両面を見られる存在です。
逆さま力を身につける遊び
人のこと自分のこと、その両面を見れる【逆さま力】を身につけるのに大切な遊びは何かというと
逆立ち!
です。
思考の逆立ちは左右を基軸として行われます。思考が行き詰まったら、右利きの人は左で、左利きの人は右で遊んでみましょう。きっと思いもしなかったアイデアや表現に出会うでしょう。
感情の逆立ちは上下を基軸として行われます。深く悩んだら、子どもと一緒に頭を下にして逆立ちしてみよう。きっと世界が広く感じられることでしょう。
感覚の逆立ちは前後を基軸として行われます。進むのか退くのか迷ったら、寝返りやでんぐり返りをしてみましょう。きっと安心安全の感覚の中で創造的な選択につながるでしょう。
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