【旅行記】歴史と科学の街 青森
青森旅行の記録を残します。見所満載な県でした。小さいお子さんにとっても学びになる場所が多く、是非子連れでも旅行をおすすめいたします。見所が距離的に分散していますが、3泊でもレンタカーさえ借りられれば、行きたいところは大体行けたので旅行日程の参考にもなれば嬉しいです。
東京の残暑がひどく、地球温暖化の影響を感じる最中、涼しいかつ行ったことのないところということで青森に行くことにしました。
訪問した場所
・青函トンネル記念館
・岬、津軽海峡冬景色
・太宰治記念館
・三内丸山遺跡
・芸術センター
・ねぶたハウス
・三沢航空科学館
自分が一番興味深く楽しめたのは、青函トンネルのトロッコ体験です。5歳の息子が一番楽しかったと言っていたのは、三沢航空科学館の子供遊び広場です笑(あとで説明します)。
旅行行程
1日目:夕方に東京から移動、ホテルJALシティに宿泊
2日目:新青森のタイムズレンタカーで0930頃出発。1200頃に青函トンネル着。途中、道の駅いまべつで休憩。記念館に1時間半ほど滞在し、津軽海峡冬景色あたりを散策と軽食。1430頃に出発し、16時過ぎに太宰治記念館着。1時間程度過ごし、1830頃には新青森に戻る。
3日目:青森駅周辺のタイムズカーシェアリングを利用し、1100頃に三内丸山遺跡到着。1330頃まで滞在し、そのまま40分ほどで芸術センターに到着。40分ほど滞在し、青森駅に戻り、ねぶたハウスを訪問。30分ほど見学し、A-FACTORYで軽く軽食。青の森鉄道で八戸移動し、2030頃着。バスで中心街に移動し、ドーミーインに宿泊。
4日目:朝0900頃に電車で八戸駅に戻り、タイムズカーシェアをレンタル(本八戸駅周辺はいっぱいだった)。三沢航空科学館に11時前には到着し、2時間半ほど滞在し、1420八戸駅へ戻る。昼食を取ってなかったので、1430の八食センター行きバスに乗り、回転寿司を食す。再びバスで八戸駅に戻り、新幹線で東京に帰宅。
訪問記
青函トンネル記念館
体験坑道がエンジニアとしては大変興味深く、時間をかけて行く価値がありました。海面下140mにいることを思うとワクワクしましたし、実際に使われていた作業坑の中に入れます。また、現在使用中の設備も見られることが興味深かったです。私は、配管設備が気になりました。配管の用途を説明員の方に聞くと、トンネルから湧き出る水をポンプで汲み上げて海に戻しているとのことです。
そして、当時使われてた道具が展示されていて、トンネル掘削の技術も詳しく解説されています。説明板は全て写真を撮りました。。一方で、体験場の全体像がわかる写真を撮っていなかったです。ありがちなミスです。。プライベートなら良いけど、仕事で同じミスをしないようにと改めて思いました。
これだけの年月と難工事を乗り越えて完成させた時の達成感は半端じゃないでしょうね。大規模なインフラ工事に関わる醍醐味はそれがほとんどだと思います。ただ、計20年以上の工事なので、本当に最初から最後まで関わった方はいるのでしょうか。。、また、作業をされていた方々がどういう生活を送られたのか気になったところです。周りには正直に言って何もない場所ですし。。
また、工事費は6,890億円で、メンテナンス費用も年間40億円かかっているとのことです。旅客だけで元を取れるのか?と疑問に思いましたが、貨物の割合の方が多いのですね。
https://www.t-renmei.or.jp/contena_assets/pdf/2022_seikan.pdf
日本全国の人がお世話になっているということです。ということで、お金を落とす意味でも是非訪問しましょう。ていうか、体験坑道も含めて1500円は安すぎでは?と思います。もっとお金を取って良いと思います。。
ただ、体験坑道が体験できないとなると正直、魅力は半減以下なので、体験坑道ができるかは必ずチェックしてから行くことをお勧めします。
龍飛崎、津軽海峡冬景色歌謡碑
青函トンネル記念館のすぐそばなので、ついでに訪問しました。ここは、特に語ることはないですが、北海道と広大な綺麗が海を見ることができます。遥か先に見える北海道までトンネルを掘ってつなげようという構想と実現させたことへの尊敬の念を改めて感じます。
周辺でランチしようと思ったのですが、ランチできる場所は少ないですし、閉店も早いのでご注意ください。
売店でタコを買いました。
太宰治記念館「斜陽館」
父に教えてもらうまで、太宰治が青森出身であることを知りませんでした。『走れメロス』は中学校の国語の教科書に出てきた物語の中で一番印象に残っているぐらいなのですが、出身地は知りませんでした。せっかく教えてもらったのと、行きとは違うルートで青森駅に戻りたかったので寄ってみました。
感想は、お金持ちの家で産まれたんだなということぐらいです。。ただ、太宰治の作品を読んでみようと思い、「人間失格」を後日、買いました。また、読んだ感想を残したいと思います。
三内丸山遺跡
3年前に世界遺産になった場所です。ここも良いですね。2000年以上も前の人々が知恵を使ってどう生活していたのかについて思いを馳せるのも良い経験です。
この大型掘立柱建物跡は興味深いですね。。当時にどうやってこんなに高い建物を建てたのでしょうか。。そもそも建てられたところでどうやって上まで登ったのか?という素朴な疑問が。。子供にどうやって登っていたの?と質問されて、確かに…と思ってしまいました。
一通り外の広場を見た後に、子供が体験工房で滑石を使ったペンダントを作りたいということでやりました。ひたすらやすりで指定された形に削るという作業でした。やっぱり自分で手塩にかけたものは気に入ったらしく、作ったあとも大事にしていたのでやってよかったです。
国際芸術センター青森
遺跡の近場で寄れそうな場所を探していました。青森県立美術館がほぼ歩いている距離にありますが、子供が楽しめそうな展示ではなかった(来月からはジブリの展示があるみたいです)ので、安藤忠雄の建築物という点に惹かれて、国際芸術センターの方に訪問しました。が、私のセンスがないためか、建築物への感動は正直なかったです。。なんかサッカー場の観客席をモチーフにしたのかなー、やたら長さがある建物だなーぐらいの感想でした。
オラファセと呼ばれる粘土の塊を銅鑼に向けて投げつけることに、はまりました。距離と高さがかなりあり、難易度は高く、その分当たったときが気持ちよく、何度もトライしました。ただ、私が行ったときは、粘土の置き場に粘土はなくなってしまっていて、銅鑼の周辺に落ちているのを拾いました。なくならないように常に供給してほしい。。
時間の関係もあり、アトリエの中は見ていません。。
ねぶたの家 ワ・ラッセ
私はお祭りに興味がないというよりむしろ嫌いと言ってもいいのですが、青森駅に戻って、電車の時間まで少し時間があったので訪問しました。訪問してみてもやっぱりお祭り自体には興味はないですが、ねぶた制作の丁寧さと絵の上手さによる迫力はすごいですね。ただ騒ぐお祭りではなく、開催するまでに大変な苦労があることは知れてよかったです。これだけのものを制作できる技は他のものにも応用できそうです。
三沢航空科学館
平日の朝に訪問したおかげもあり、各アトラクションもシミュレーションもすぐに体験できました。休みの人はきっと混んでいるでしょう。。個人的な一番の見所はホンダジェットの展示でしたね。館内の飛行機展示の数自体は思っていたより少なかったですが(10機強?)、科学ゾーンの体験展示は20個程度あったと思いますし、1個ずつ体験していたら、それなりに回るの時間はかかると思います(2~3時間)。子供がどれぐらいかハマるかによります。風のテーブルでオブジェを飛ばす装置にはまっていました。私の子供は飛行機展示の見学はほどほどに、科学ゾーンに時間使っていましたね。。ここは飛行機が見所であって、科学ゾーンの内容なら他でも体験できるなあと思いつつ。。
でも、科学ゾーンより更に予想外の場所に子供がはまってしまいました。”こどもスクエア”です。子供がここで遊んでみたいと言い始めた際、私はこういう場所はどこでも遊べるからとやめさせようとしたのですが、どうしても遊びたがるので、仕方なく入りました。。私が間違っていました!他では見たことがない中々の面白い遊具がそろっていました。
スポンジのブロックをトロッコで移動させて、クレーンについている籠に乗せて、クレーンを操作して動かして2階にある家までもっていき、家にブロックをはめるという一連の建築体験ができます。クレーンがかなり本格的で面白い。籠の上下と前後、更にブームの左右も動かせます。その場にいた同い年ぐらいの子とめちゃくちゃ興奮しながら子供は遊んでいました。
冒頭に書いたように子供が今回の旅行で一番楽しんだのはここみたいです。この”こどもスクエア”、ホームページではこんな感じで紹介していますが、もっとアピールしたほうが絶対いいですね!これでは、全く凄さが伝わらないです!
なお、小学生未満しか遊べないのでご注意お願いします。。
食事は割愛します。ホタテをたくさん食べられて満足です。あと、朝ラーメンが最高でした。朝にラーメンなんて。。という常識を覆してくれました。
いけなかったところも多数あるので、また是非訪問したいです!白神山地行きたいです。六ケ所も行きたいです。
おまけ(失敗談)
八戸駅と本八戸駅の違いをわかっていませんでした。ホテルも中心街も八戸駅周辺だと思っていたら、本八戸駅にありました。八戸駅に着くまで認識していなかったです。そして本八戸駅と八戸駅は結構かなり離れている。。計画がちょっと狂って時間ロスしました。。