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ダイアトニックコードで作曲をはじめよう




ギター初心者から中級者に向けて、簡単に音楽を楽しむ方法の一つが「ダイアトニックコード進行」を使った弾き語りです。

基本的なダイアトニックコード進行は、メジャースケールの各音に対応するコードを順に使うもので、簡単なドレミファソラシドのスケールに基づいて構成されています。

これをもとに、コードを適当に並べるだけでも、意外と素敵なサウンドが生まれることがあります。

以下にサンプル動画を作ってみました。
シンプルなドレミファソラシドを入れ替えるだけで、なんとなく曲っぽく聞こえる。


元音源弾き語りバージョン

これが上のYoutube動画にアレンジされました。
作曲などのコンテンツ、サンプルを作るのにもsuno aiは便利ですね!


ダイアトニックコードで作曲をはじめよう

1. はじめに:コード進行と作曲の基本概念

作曲を始める際、特にコード進行について学び始めると、専門用語や複雑な理論が登場するため戸惑うかもしれません。しかし、シンプルに説明すると「ダイアトニックコード」とは、あるキー(調)に基づいて作られたスケールの和音のことです。

これらのコードを使うだけでも、さまざまなジャンルで楽曲を作ることができます。

メジャーキーで作曲する場合、基本のコード進行はドレミファソラシドの音に沿って構成されているため、シンプルに組み合わせるだけで音楽の基礎ができあがります。

特に、カントリー、ブルース、ロックンロールといったジャンルでは、3コード進行を基盤として構成されていることが多く、ダイアトニックコードが非常に役立ちます。ここでは、ダイアトニックコードをシンプルに解説し、その応用方法について学びましょう。


2. ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコードは、スケール内の音を基にした基本的なコードセットです。例えば、Cメジャースケール(ドレミファソラシド)を考えた場合、そのスケールに基づいたダイアトニックコードは次のようになります:

  • I(Cメジャー): C-E-G

  • ii(Dマイナー): D-F-A

  • iii(Eマイナー): E-G-B

  • IV(Fメジャー): F-A-C

  • V(Gメジャー): G-B-D

  • vi(Aマイナー): A-C-E

  • vii°(Bディミニッシュ): B-D-F

上記のように、メジャースケールの各音から和音を形成したものが、ダイアトニックコードです。これらのコードを使うだけで、メロディと自然に調和するコード進行を作成できます。

初心者でもダイアトニックコードの組み合わせだけで曲を作ることができるため、まずはこれらのコードをマスターすることが重要です。


3. ダイアトニックコードを使ったシンプルな作曲

3.1 基本の3コード進行

3コード進行は、ポピュラー音楽の基礎とも言えます。特にカントリー、ブルース、ロックンロールなどのジャンルでよく使われています。

例えば、Cメジャーキーの場合、**I(C) - IV(F) - V(G)**の3つのコードだけで、曲を進行させることが可能です。簡単なコード進行ながら、力強いサウンドを生み出し、さまざまなリズムやメロディと相性が良いため、幅広い音楽に応用できます。

3.2 IV-V-I進行

IV-V-Iの進行は、楽曲に終止感を与える効果があります。例えば、Cメジャーキーの場合、**F(IV) - G(V) - C(I)**となり、リスナーに安定感や満足感を与えます。

特に、曲の終わりやサビの部分でよく使われる進行で、さまざまなジャンルで親しまれています。

3.3 I-vi-IV-V進行(1950年代進行)

I-vi-IV-V進行は、「1950年代進行」とも呼ばれ、特にロマンチックでノスタルジックな雰囲気を持つ楽曲に使われることが多いです。

Cメジャーキーでの進行は、**C(I) - Am(vi) - F(IV) - G(V)**です。この進行は、バラードやラブソングにぴったりで、簡単ながらも感情を引き出すメロディラインを作りやすいのが特徴です。


4. 音楽ジャンル別のダイアトニックコードの応用

各音楽ジャンルでどのようにダイアトニックコードが活用されているのかを具体的に見ていきましょう。

4.1 ロックンロールとブルース

ロックンロールやブルースでは、3コード進行が頻繁に使用されます。ブルースの代表的なコード進行は、12小節で構成されるI-IV-V進行です。例えば、キーがCの場合、**C(I) - F(IV) - G(V)**を使って進行します。シンプルな構成であるため、ブルースでは即興演奏やソロも楽しめます。

4.2 カントリー

カントリーミュージックは、親しみやすいサウンドを重視し、3コード進行だけでなく、I-V-vi-IVなどのコード進行もよく使われます。

例えば、GメジャーキーでのI-V-vi-IV進行は、**G(I) - D(V) - Em(vi) - C(IV)**となり、心地よいリズムとメロディを作り出します。カントリーでは、ストーリー性のある歌詞とともに、シンプルなコード進行が特徴的です。

4.3 70年代のパンクロック

70年代のパンクロックでは、エネルギッシュでシンプルな3コード進行が多く使われました。ダイアトニックコードのI-IV-V進行は、シンプルながら強い勢いを生み出し、リスナーにダイレクトに訴えかけるサウンドを作ります。

パンクロックの世界では、コード進行よりもテンポやリズムが重視され、シンプルな構造が即興演奏や迫力のあるライブパフォーマンスに最適です。


5. ダイアトニックコードを使って自分の曲を作ろう

ここまで、ダイアトニックコードとそのコード進行について説明してきました。次に、自分で簡単な曲を作る方法を見ていきましょう。

まず、どんな雰囲気の曲を作りたいかを考え、それに合わせてダイアトニックコードの中から進行を選びます。例えば、ノスタルジックな曲ならI-vi-IV-V進行、元気で明るい曲ならI-IV-V進行がおすすめです。

また、慣れてきたらダイアトニックコードの枠を超え、他のコードを組み合わせてみることで、さらに独自のサウンドが生まれます。

ノンダイアトニックコードやセブンスコードなどを追加することで、さらに豊かな音楽表現が可能になります。


6. まとめ

ダイアトニックコードを理解することは、作曲の基本であり、様々なジャンルの楽曲に活かせます。シンプルなコード進行を使うだけで、多くのポピュラー音楽の基盤ができるため、初心者でも簡単に作曲を楽しむことができるのです。

まずは基本のコード進行をいくつか試し、自分の好みや曲の雰囲気に合わせて組み合わせてみましょう。音楽制作の楽しさを感じながら、少しずつ応用力を高めていくことで、あなたの作曲の幅がどんどん広がります。


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