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【Nirvanaとビートルズの融合】作曲の参考になる洋楽ロック
今日の一曲:The Vines / Highly Evolved イントロなしでいきなり始まる衝撃のデビュー曲 2002年にリリースされた「Highly Evolved」は、The Vinesのデビューアルバムのタイトル曲であり、オープニングを飾る一曲です。 イントロなしでいきなり歌い始める大胆な構成、NirvanaのエネルギーとThe Beatlesのメロディセンスを融合させたサウンドで、当時のリスナーに衝撃を与えました。 わずか1分半の短い楽曲ながら、聴く者を一瞬でバンドの世界観に引き込む力を持つ、まさにロックリバイバルの象徴ともいえる楽曲です。 楽曲の特徴 1. イントロなしのスタート 通常の曲であればイントロでリスナーを準備させますが、「Highly Evolved」はその常識を破り、いきなりボーカルが始まります。この手法は、曲全体に緊張感とエネルギーを生み出し、リスナーを一瞬で惹きつけます。 2. NirvanaとThe Beatlesの融合 Nirvanaの荒々しいギターリフとパンク的なアティチュードに加え、The Beatles的なメロディラインが絶妙に融合しています。この二つの要素を兼ね備えたバンドは当時としては稀であり、The Vinesの存在感を際立たせました。 3. 衝撃的なデビュー ロックンロールのルーツを尊重しつつも、現代的な感覚で再構築したサウンドは、リスナーと音楽業界に強烈な印象を与えました。「Highly Evolved」というタイトルは、まさにバンドの音楽性を表現しており、進化したロックの姿を提示したデビュー作と言えるでしょう。 作曲のヒント:Highly Evolvedから学ぶこと 1. イントロを省略してインパクトを与える イントロなしで歌い始める構成は、リスナーの意表を突く効果があります。特に短い楽曲でこの手法を使うと、エネルギーが一気に伝わります。 2. ジャンルを超えた融合を試みる Nirvanaのようなグランジの粗さとThe Beatlesのようなポップなメロディを融合することで、ユニークな楽曲を生み出せます。異なるスタイルの要素を組み合わせる実験精神を持つことが重要です。 3. 短時間で強いインパクトを与える わずか1分半という短い楽曲ながら、リフとメロディ、エネルギーで聴き手を圧倒する「Highly Evolved」のように、無駄を削ぎ落とした構成で楽曲を引き締めることができます。 まとめ 「Highly Evolved」は、イントロなしで始まる大胆さとNirvanaとThe Beatlesの要素を兼ね備えた衝撃的なデビュー曲です。この楽曲を参考に、シンプルかつインパクトのある曲作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。次回の「今日の一曲」もお楽しみに!
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作曲の参考になる洋楽ロック 今日の一曲:Beck / Loser
作曲の参考になる洋楽ロック 今日の一曲 今日の一曲:Beck / Loser 古臭いブルースのリフにヒップホップのドラムループを乗せた、この一曲。 どこか土臭さを感じさせつつも、全体の仕上がりは驚くほどモダン。 90年代のオルタナティブシーンを象徴するかのように、新しさと古さを絶妙にブレンドしています。 歌詞の内容も衝撃的。 「俺は負け犬だ(I’m a loser)」、「殺してしまえよ(So why don’t you kill me)」という無気力で投げやりなフレーズが耳に残ります。 普通なら暗くなりそうなテーマを、独特のユーモアと力の抜けたラップで聴かせる技術は見事です。 韻を踏まないフリースタイルのラップは、当時としてはかなり新鮮で、リスナーの耳に鋭く刺さったことでしょう。 楽曲構成自体はシンプル。 しかし、その中に「既存のものを新しい角度で再解釈して融合させる」という創造性が光ります。 ブルースやフォーク、ヒップホップといった全く異なるジャンルの要素を組み合わせて、独自のサウンドを作り出す。 これこそがBeckの天才性と言えます。 ポイント:Beckから学ぶ作曲のヒント • ジャンルを越えたミックス 一見合わないような要素を大胆に組み合わせること。古いものと新しいもの、アコースティックとエレクトロニックなど、真逆の要素をあえて融合させることで独自性を生み出せる。 • シンプルな構成でも効果的に 複雑なコード進行や多彩なアレンジがなくても、音色やビートのセンス次第で新鮮なサウンドを作れる。 • 歌詞にユーモアや皮肉を添える シリアスなテーマを扱う時でも、ユーモアや軽妙さを入れることで、聴く人にインパクトを与えやすくなる。 次回も「今日の一曲」で、新しいアイデアを発見しましょう!