防衛的悲観主義ってラッキー!
フォローしてくださった方や他の初投稿の方達の記事を読んで色々と学んだつもりが初っ端からなんともアホっぽい題名に…。しょんぼり。
※ここから先はあくまでも私の個人的な見解です。なんだか私、偉そうに語っていますがマジで個人的な見解です。真剣に心理学について学んでいるわけでもなく、ただただ実体験から考えられることを述べているだけなのでこの記事を読んで何が起きようと責任は取れません…σ(^_^;)
さて、そもそも防衛的悲観主義ってなんでしょう。調べてみると''過去の似たような状況において良い成績を修めていると認知しているにも関わらず、これから迎える遂行場面に対して低い期待を持つ認知的方略''(Norem,2011)だそうです。むずかちいです〜〜(×-×)なんで頭いい人達ってこんなにお堅いのでしょうか。まあそんなことはどうだっていいんです。防衛的悲観主義というのは、要するにその経験を何度重ねていようがいまいがとにかくその事が不安で不安でしょうがなかったり、変に気負ってしまうような思考を指しています。なんだかこれだけ聞くとマイナスな面ばかり見えてきますね。でも実はこれ、欠点ではなくてむしろ成長のための便利なツールなのです。これについてはのちのちお話します。
防衛的悲観主義の人は自分に待ち受けている課題を「どうにか良い結果をださなければいけない…」と捉えます。そして、可能な限りの精一杯の努力をします。ある課題に対して何度も何度も練習やシミュレーションを重ね、その物事に対してかなりの時間を費やすのです。それで自分をプロテクトしていき、バリケードを築くので''防衛的''悲観主義なのですね。正直そういう人達は(練習の意義はどうであれ)普通の人達より''努力''というものはしていることになるのでしょう。
さて、そろそろ「防衛的悲観主義のなにがラッキーなんじゃ!便利なツールってなんだよ!教えろやー!」という怒号が聞こえますね。(聞こえません)ちょっと例を使ってお話してみようと思います。例えば学生は定期試験に向けて勉強をしますよね。少し地頭の良いウサギさん(方略的楽観主義者)は試験前日の夜、「ま、勉強はここまでいいかな〜。普段の授業だって聞いてるし、明日は実力発揮だ!」と楽観的に物事を捉えて寝ます。ぐうぐう。 一方自己評価の低いカメさん(防衛的悲観主義者)は何日、何週間も前から「こんな勉強量で僕はいい成績が取れるだろうか?不安だなあ。ミニテストも解いておこう。問題集ももう一周しておこう、あと参考書も…」と、必要以上とも言えるほどの準備をします。当日、ウサギさんは「どうにかなるっしよ」と楽観的で、なにも気に病んでいません。カメさんの心境はと言うと不安はまだまだ残っているものの、かなりの準備をしてきた甲斐もあり自分の能力に対する自信もある程度はついています。この2つの感情が相殺されて(もしくは自尊の念が勝って)かなり落ち着いた気持ちで試験に臨んでいるのではないでしょうか。マイナスの感情とプラスの感情がいい具合にバランスをとってくれるのです。さてさて、気になる試験の結果。私が思うにこの2人はイーブンだったのではないでしょうか。ウサギさんの地頭が良いことを勘定すると、カメさんは負の感情に悩まされながらも努力を積み重ねた日々でウサギさんよりも多くの経験値を手に入れた、ということになります。(カメさんおめでとう(´∀`)!)これが防衛的悲観主義のラッキーなポイントであり、''便利なツール''と言える理由なのです。一度便利なものだと気づいた時点で''防衛的悲観主義という性質をある種、楽観しつつ上手い具合に使いこなしている''という領域に入るでしょう。
もしかしたらこれを読んでくださっている方達の中には私と同じく捻くれ人間がいらっしゃるかもしれません。どういうことかと言いますと「ウサギさんずるいっ!私、俺たちこんなに時間費やしてるのに〜!''出来るヤツ''が羨ましいよ〜!」なんて思ってる方達のことです。おお、同志よ…。なんて手を取り合い涙を流している場合ではありません。この、僻み、嫉妬からくる感情、無くしたいですよね…。そんな貴方へ。今は勝てなくとも絶対に追い抜かす時が来ます。「抜かりなくしっかりやる」これをしてきた者は絶対に損はしないです。チリツモってやつです。そうでなくとも相手が実は自分の能力に甘えすぎたゆえの油断に苦しめられている という可能性だって十分にあります。ただ、どうしたって相手が隙を見せない、いつ見ても完璧人間であるということはあります。そのような相手はなななんと、能力に上乗せして隠れて努力をし続けている強者です。超ド級のモンスターです。今はまだ戦うときではありません。気分が沈むだけですしそーっと距離を置きましょう。
なんだか話が脱線しましたが防衛的悲観主義にとって大事(だと思われる)ことをまとめますと、「まず自分が防衛的悲観主義者であると自覚し、その性質をよく知ること」「防衛的悲観主義という性質を客観的に見てこれは自分を良い方向に導いてくれるツールだ、と考えること」「思いのままに課題に向けて準備を重ね、不安の気持ちも自尊の気持ちも忘れずに物事に臨むこと」の3点になります。
…長々と書いてしまいました。なんだか恥ずかしいです。素人のくだらない見解を読んでいただきありがとうございました!みなさま暑さに気をつけてお過ごしください!(•ᵕᴗᵕ•)