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境界性パーソナリティ障害を持つ母との関わりは生き地獄な理由
こんばんは、よんよんです。
最近は色んなことが
起こり過ぎてしまって
自分自身の未消化な気持ちを
ここに整理すべくしたためます。
境界性パーソナリティ障害は
正直、本当に地獄だ。
関われば無限に依存され
突き放せば自傷行為など
試し行動という手段で
私たちをコントロールする
蟻地獄状態。
どの道を選んでも地獄だ。
今、私は幸い海外にいるので
直接的な関わりはないのだが
日本にいる兄がその餌食と
なってしまっている。
しかも今、母は
嫉妬妄想で絶賛暴走中。
母は相変わらず兄に父を重ね
複数の人と不倫しているという
妄想を膨らませては
電話口で兄に
罵り続ける録音を聞かせてもらった時
私の頭によぎったのは
(また、始まった…)
という小学校の頃の私の声。
そう。
母の心は「あの時」からずっと
時が止まってしまっている。
あのヒステリーな口調
汚い言葉で罵り続ける声、
一言一句が何もかも全く同じで
むしろ苦笑いさえ出た。
皮肉なことに
近くで助けようとしている兄に
父を重ねて
我慢していた恨みつらみから
包丁を向けたりするとは
恩を仇で返すとはまさにこのこと。
高齢であること。
少し前には胆石が見つかり
炎症が残っていること。
数々の抗うつ薬や睡眠薬を
長期間服用していることから
原因特定をしたくとも時間が
かかる。
電話をすれば
嫉妬妄想の気色悪い話を
延々と聞かされる。
10年以上前のことだ。
私が中国に住んでいた頃、
両親は離婚していなかったのだが、
私がたまに電話をすれば
母は待ってましたと言わんばかりに
何時間でも延々と
壊れたテープレコーダーのように
父の愚痴を続ける
あの母の記憶が呼び覚まされる。
そう。
あの人の心の中は
過去の父が不倫した出来事と
父への憎悪や恨みに満ち満ちて
いるのだ。
だから目の前で
一生懸命傾聴している私は
どうでもいいのだ。
ただ、
壊れたテープレコーダーのように
愚痴を言い続けて心のゴミを
一時的にぶちまけることが
目的だからだ。
見捨てられ不安というのが
境界性パーソナリティ障害の
土台なので、
あの人に
離婚するという選択肢はなく
私に愚痴をこぼせば
その一瞬だけはスーッとするだろうが
また日常に戻れば
父への憎悪を心の中に募らせながら
言葉をグッと呑み込み
そしてまた溢れた愚痴をこぼすの
地獄の無限ループ。
あの頃、
私はそれでも母の役に立っている
それを認めてもらおうという
気持ちをどこかで持っていたと思う。
でも、
次第に真剣に聞いているのが
バカバカしくなった私は
はじめの10分ぐらいだけ聞いた後は
受話器を置いたまま放置するようになった。
それでもあの人は
何時間でも一人で話し続けていて
見事すぎて滑稽だった。
そう、何十年も前から
あの人はずっと
同じことを繰り返している。
何も改善の兆しすら見えないという
蟻地獄と絶望。
医者や色んな情報源から
嫉妬妄想というのは
せん妄や認知症によるものとは
理屈としては言うのだけれど、
私はそうは思っていない。
この嫉妬妄想は
あの人がもともと心の中に
埋め込んだ「闇の種」を
密かに育て続けていた結果
芽が出て来ているだけだから。
口汚く罵るあの言葉は全て
あの人の本音であることは
私は誰よりもよく知っている。
とにかくこんな調子で
振り回される側は
他人であれば切り捨てられるが
身内であることが残酷すぎる。
そして、何よりも
境界性パーソナリティ障害のDNAを
私が受け継いでいるかと思うと
そんな自分さえもおぞましい。
そして、
地獄の無限ループを
何十年も繰り返している母を前に
『もう一人の私』が
46歳の自分に問いかけている。
『あなたはあの人と同じように
餌食になる人生を繰り返すの?
今のあなたの答えは何?』
この問いに
今はただ呆然と立ち尽くしている。