未完成のまま場を解放する。楽しむ人々を集める仕掛け人【賜物図鑑】
賜物(才能・個性・強み・ギフテッド)のシンボル化
みなさまの天与の才能や特性をご紹介する
【賜物図鑑】シリーズ。
Kentoが提供中の個別面談メニュー
「使命段階レポート」「賜物解読」にて
お話を伺い、解き明かしてお届けした、
来談者さんの本質的な個性や
魂(1人の個としての心の本質)、
天与の才能や特別な資質(賜物)を
図鑑形式で紹介させていただいています。
Symbol of Giftedness
「フィールドアスレチック」
「楽しい」と「身になる」
共同創造の場を設計する仕掛け人
<キーワード>
場作り
開放する人
オーナー/地主
ワークショップ
自主性と好奇心
頭の中の設計図
選択肢を準備する裏方
「大変だけど楽しい」
野生のプロを引き込む
世に出すことで完成する
<強み/活用の方法>
主体的な人たちが参画できるような、
楽しくタメになる場を整え開放する。
参加者やメンバーと一緒に
空間を作り上げる、共同創造の強み。
様々な特技を持った専門家を招致するのも◎
<弱み/活かせない時>
理想が先行して、完璧を求めすぎると
腰が重くなり、具体化が遠ざかる。
未熟で未完成のまま一歩踏み出す勇気を。
至れり尽くせりしなくていい。
集う人たち全員を
独力で満足させようとしなくていい。
<解説/編集後記>
自然に触れながら心身を鍛える遊び場
フィールドアスレチックで遊んだことが
ある方も、ない方も。
山の中や高原などのレジャー施設には
フィールドアスレチックが併設されていて、
子どもたちに人気の遊びです。
中には、大人でも手強いと感じるほどに
本格的なコースが用意されているところも
ありますね。
自然に触れあい、全身を使って遊びながら、
筋力や平衡感覚、バランス感覚や基礎代謝を
高め、心身を鍛えることができるようです。
場を整え、多くの人に開放する仕掛け人
今回の賜物/資質のシンボルは、
このフィールドアスレチック。
楽しさと身になる要素を兼ね備えた体験。
それらを提供できる場を整え開放する人。
仕掛け人、プロモーターの役割に
マッチした強みです。
この賜物/資質の持ち主が作り出す場は
フィールドアスレチックに限らず、
例えば子どもの体験教室だったり、
大人のカルチャースクールだったり、
ワークショップのようなものだったり
するのかもしれません。
自分で自分を楽しませる準備ができた人
演劇でいうなら舞台装置をつくる役割なので
この賜物/資質を強みとして発揮すると、
表立って目立つ立場にはなりにくいです。
むしろ主役は、場に集う人たちのほう。
自分で自分を楽しませる準備ができた人が、
この舞台の主役です。
どちらかといえばこの人は、
自分が準備した仕掛けや整えた場で
楽しんでくれる人たちを遠巻きに眺めて、
ニヤニヤしている側でしょう(笑)
専門家にならなくてもいい
この賜物/資質の真骨頂は、場を作ること。
なので、舞台に上がって主役を張ったり、
講師や先生にならなくて構いません。
たとえば開放する場が
絵の体験教室だったとしても、
自分自身が芸術を嗜んでいるとか、
絵の描き方を教えることができるとか、
そういった専門性は不要です。
むしろ、先生は外部からお招きしてもいいし
参加者の中から手が挙がるのもアリですね。
自分にはない特技や技能を持っている人、
自分よりも上手な人が、
参加者や顧客でいてよい、ということです。
フィールドアスレチックを
運営している人よりも、
遊びに来た子どもたちのほうが遊び上手で
一向に構わないように。
野生のプロを味方につけるべし!
You TubeやTikTokで、
音楽の演奏や歌や踊りが上手な人を
たくさん見かけるように、
プロで活動しているわけではないが、
プロにも負けないレベルで
特技や一芸に秀でている人は、
実は周りに結構いるのかもしれません。
そういう人たちにとって、
高じた趣味を表現できて、共有できる場が
あることは、大変にありがたいことです。
様々な専門性を持った人たちとの
人脈が広がっていくと、
場で提供できるものの選択肢が、
レパートリーが広がっていくことでしょう。
共同創造:参加者と共に創る
この賜物/資質は、頭の中にあるイメージを
もとにして選択肢を場に用意していくので、
理想を思い描くのが先行しがちです。
ときには、アイデアがとっ散らかったまま、
収拾がつかなくなるかもしれません。
あるいは、
他人が作った既製品の出来栄えと比較して、
かたや己自身の無力さ、無能を嘆いたり、
完成形のイメージが先行するあまり、
やりたいこととできることの差や、
理想と現状のギャップに打ちのめされたりで
せっかくのアイデアやリソース(資源)が
絵に描いた餅のまま終わってしまう
可能性があるのが弱みです。
できることから、小さく始めましょう。
自分一人で完成させようとする必要は
ありません。
というより、そもそもの話ですが、
この賜物/資質をもとに創られる場は、
サービス提供者と利用者が対等な立場で
一緒に取り組む「共同創造」が前提です。
未熟な自分のままで、
未完成な出来栄えのままで、
今あるものを世に出す勇気。
その勇気に誰かが応えることで、
共同創造の関係が生まれ、
場が創られ始めます。
体験の価値は「大変だけど楽しい」
「一回考えて『壮大だな』となったところを
『壮大だけどやらなきゃいけない』って
言われたような気がしました」
この賜物を解読、解説した際に、
来談者さんがおっしゃっていた言葉です。
フィールドアスレチックもそうですが、
なぜ私たちはわざわざ大変な思いをしてまで
体験を求めるのでしょうか。
それは、
「便利でラクだけど、退屈でつまらない」
ことがある一方で、
「不便で大変で苦しいけど、楽しい」
ことも世の中にはあることを、
私たちは知っているからではないでしょうか。
体験することの価値は
「苦しいけど、楽しい」を知り、
選べる楽しさの選択肢と自由が広がることに
あるのかもしれません。
そのような体験の価値を
多くの人々に提供できるように、
場を開放するこの賜物/資質は、
まさに豊かなものに違いないでしょう。
フィールドアスレチックの
賜物/強みのシンボル解説を
させていただきました。
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